一生忘れられない鉄道旅行へ!美しすぎる冬景色とゴージャスな車両を堪能できる世界の鉄道5選
雪に覆われ、静けさを漂わせる冬の山には誰もが心を奪われます。壮大でドラマチックな冬の世界を眺めるのに、心地よい列車の座席ほどの特等席はありません。厳しい冬の環境にさらされることなく、誰もを魅了する光景に囲まれながら旅ができる7つの列車をご紹介。洗練された食事やラグジュアリーなスイートルームを楽しむことができ、目の前に広がる冬景色を室内に取り込むための展望車両が備えられている場合も!ぜひ冬の旅の計画の選択肢に入れてみてください。 【写真集】美しすぎる冬景色を堪能!世界の鉄道旅行7選
只見線(日本・福島県~長野県)
まずは日本が誇る鉄道をご紹介しましょう。福島県から新潟県にかけて山間部をぬうように走る只見線は、そのときどきの季節の風景で乗客を魅了しますが、なかでも冬の美しさは際立ちます。135㎞に及ぶ路線は2011年の豪雨で甚大な被害を受け、11年もの間運行を停止していたものの、地元住民からの要望を受けて2022年10月に再開しました。 山々に囲まれた雄大な奥只見湖の辺りでは、表面が氷に覆われた木々が視界に飛び込んできます。列車が第一只見川橋梁を通過をする際は、窓際の席を確保するのを忘れずに。只見川にかかる紫色のアーチ橋です。冬場、きらめく川の表面に映し出される雪景色は、一度目にしたら忘れられないでしょう。
氷河急行(スイス・サンモリッツ~ツェルマット)
まばゆい雪景色のなかを走る列車と聞いて、誰もがまっ先に思い浮かべるのはスイスの氷河急行でしょう。「世界一遅い急行」ともいわれる列車は、スキーリゾート地のサンモリッツから、真っ白なスイスアルプスの山頂を通り、乗客たちをツェルマットへと連れて行きます。 自然の美しさにあふれるルートは、冬になるとさらに磨きがかかります。まずはスイスが誇る雪山を、マッターホルンのふもとから見上げましょう。続いて、オーバーアルプ峠を登り(このルートのもっとも高い標高は2,345m)、ライン渓谷中流上部を横目に、91のトンネルをくぐり、291もの橋を渡るそうです。 新発売された「エクセレンス・クラス」のチケットがあれば、クラシックな列車旅で最高のラグジュアリーを手にすることができます。天窓付きの席からパノラマビューを満喫し、ワインのペアリングを楽しめる地元の素材を生かした5皿のコースをを味わいましょう。専任のコンシェルジェに頼めば、ワクワクするような小話をしてくれるはず。もちろん、あらゆる飲み物を備えた「グレーシャー・バー」に案内してもらうことも忘れないでくださいね。