「株主優待券」をもらいましたが使えるお店が近くにありません。買取に出してもいいですか?
株主優待券をもらっても、使う場所やタイミングがなく扱いに困っている人は多いのではないでしょうか。せっかくもらったのに、処分してしまうのはもったいないと考えるものです。株主優待券を売却できないのか、気になっている人もいるでしょう。 そこで本記事では、株主優待券は売却してもよいのかを紹介するとともに、売却方法を3つ紹介します。自分にあった売却方法を選び、手元に現金を残しましょう。
株主優待券の売却は法律で規制されていない
株主優待券の売却は、法律によって規制されているわけではありません。しかし、優待券そのものや企業サイトなどに、有償譲渡や売買譲渡の禁止のお知らせが掲載されているケースもあります。禁止されている場合でも、あくまで企業側からのお願いであるため、法律違反で罰せられることはないようです。 そのため、一般的には利用しない株主優待券の売却は問題ないとされています。ただし、企業側が売買を禁止している場合は、トラブルを防ぐためにも自分で利用するようにしましょう。
株主優待券を売却する方法
本項では、株主優待券を売却する手段を3つ紹介します。利用しない株主優待券を破棄するのはもったいないと感じている場合は、自分にあった売却方法を見つけましょう。 ■金券ショップに持ち込む 株主優待券は、金券ショップでの売却が可能です。金券ショップでは、商品券や新幹線の回数券など、さまざまな金券が売買されています。駅前や繁華街など人通りの多い場所によく店舗があるため、見かけたことがある人も多いでしょう。 多種多様な金券を取り扱っている金券ショップでは、フリマアプリで売却できない株主優待券も買い取ってくれる可能性があります。アクセスしやすい場所に店舗があるため、何かのついでに訪れて売却も可能です。また、店舗に行った際に買取を依頼すれば即日で現金化ができる点も魅力の一つといえます。 ■ネットから買取依頼して郵送する 株主優待券を売却したいものの、自宅や最寄り駅の近くに金券ショップがない場合や、忙しくて店舗に持ち込む暇がない場合には、ネットで買取依頼をして郵送するのがおすすめです。ネットで金券の買取に対応している業者を探し、買い取ってもらいたい株主優待券を封筒に入れて郵送するだけで売却できます。 代金は、後日銀行振込もしくは現金書留にて支払われるケースが多く、店舗に出向かずとも現金が手元に入ります。封筒や切手の準備は必要ですが、店舗に出向くよりも時短になるでしょう。 業者によっては、株主優待券を郵送する前に見積もりを提示してくれる場合もあるため、複数の業者で比較してから最も高く買い取ってくれるところを選ぶのも一つの手段です。 ■オークションサイトで売却する オークションサイトでも、株主優待券の売却が可能です。オークションサイトでは、価格を自分で決めて販売できるため、買取を依頼するより高値で売却したいと考えている方は、利用を検討しましょう。 ただし、価格によってはなかなか買い手が見つからない場合もあります。事前に所有する株主優待券の相場を確認して、大幅に価格を上げないよう注意しましょう。