日本代表、歴代最強の五輪オーバーエイジ(6)レベルが違う!? 最強のMFが日本で大暴れ
U-23日本代表は、「AFC U-23アジアカップカタール2024」を勝ち上がり、同大会で優勝するとともにパリオリンピック2024(パリ五輪)出場権を掴み取った。五輪本大会にはどのようなメンバーで臨むのだろうか。今回は日本の五輪サッカー史を彩る「最強」のオーバーエイジ(以下、OA)招集選手たちを紹介する。(スタッツはデータサイト『transfermarkt』を参照)
MF:遠藤航 生年月日:1993年2月9日 OA招集:東京五輪(2021年) 現在リバプール(イングランド)で活躍するこの男は、東京五輪では「史上最強のオーバーエイジ」の一角を担っていた。 MF遠藤航は、リオデジャネイロ五輪(2016年)、東京五輪(2021年)と2大会連続で出場。東京五輪ではOA枠での招集となり、日本代表が戦った全6試合でピッチに立っている。 キャプテンとして臨んだリオ五輪で、チームはグループリーグ敗退。その悔しさを糧に、東京五輪ではMF田中碧とともに中盤を構成し、安定感あふれるプレーで攻守にわたって存在感を発揮した。「デュエル王」の名に恥じぬ球際の強さは勿論、今大会では鋭い縦パスやドリブルなど前への推進力溢れるプレーが印象的だった。 獅子奮迅の活躍を見せていた「チームの心臓」だったが、3位決定戦(メキシコ代表戦)では低調なパフォーマンスに。フル稼働による疲労の色が見え、いつものキレを無くしてPK献上を含む3失点に絡んでしまった。準々決勝(ニュージーランド代表戦)、準決勝(スペイン代表戦)で、120分間にわたって繰り広げられた死闘にフル出場していたのだから仕方がないことかもしれない。 それでも、3位決定戦のプレーで遠藤の評価が変わるはずがない。替えの利かない選手として中盤に君臨し続けた同選手は、まさに「史上最強」。大会を振り返った時、遠藤航がいなければベスト4進出はありえなかったと言っても過言ではないパフォーマンスだった。
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