京都・洛西口エリアのマンションは”買い”か?「向日ノースゲートウェイ」計画と京都・大阪中心部へのアクセスが魅力の今注目のエリア
洛西口エリアは緑豊かで景観が良く、歴史的建造物も多い
洛西口エリアがある向日市は西日本で一番小さい市として知られている。市の面積は約7.72平方キロメートルで、全国では3番目に小さい。 しかしながら、洛西口駅から西へ約3km進んだ場所にある大規模集合住宅「洛西ニュータウン」には約22,000人が居住しており、京都西部の重要な居住拠点となっている。※参考元:向日市「市の地理」 さらに洛西エリアは、京都大学桂キャンパスや大手企業の研究機関が位置しているブランド力が高い場所である。 また、向日市や、隣接している京都市西京区は昔から竹林が多く、良質なタケノコの産地として有名だ。このエリアのタケノコは「京たけのこ」と名付けられ、京都のブランド野菜としても全国的に売り出されている。 向日市西部にある「竹の径」は「全国遊歩百選」「歩きたくなるみち500選」などに認定され、「京都府景観資産」「京都府文化的景観」にも選ばれた竹林浴の名所として知られている。 洛西口エリアは、かつての都「長岡京」にあたる 洛西口エリアの歴史に目を向けてみよう。洛西口エリアがある向日市や長岡京市、大山崎町、京都市の一部はかつて「長岡京」と呼ばれていた。長岡京に流れる淀川・桂川の支流が活用され、水陸の利便性が高いことから784年に平城京から都が移された。 なんと平安京より先にこの地が、日本の都として機能していたのだ。しかし、水陸の利便性が裏腹となり、数多くの水害に見舞われたことなどから、わずか10年で平安京に都が移された。 そのような歴史的背景もあり、街を歩くと多くの歴史的建造物が見つかる。 国指定の重要文化財である「向日神社本殿」や「物集女車塚古墳」などの7つの古墳、国の登録有形文化財である「中小路家住宅」など、京都らしい古い良き雰囲気を味わえることもこのエリアの魅力だ。
洛西口駅開業から、度重なる開発が続く新しい街
洛西口エリアは、近年のまちづくりにおいても目まぐるしい発展を遂げてきた。洛西口駅は、周辺の再開発に合わせて2003年(平成15年)に開業。それまで目立った施設がなく、田んぼと住宅が大半を占めていたエリアが、新駅の開業に伴い生まれ変わったのだ。 阪急電鉄では、1973年(昭和48年)に千里線山田駅が開業して以来、30年ぶりの新駅開業であった。さらに、2016年(平成28年)に連続立体交差化工事が完成し、全線が高架化された。 洛西口駅の東側は2014年(平成26年)に再開発が完了している。洛西口駅周辺には分譲マンションが複数棟整備され、スーパーマーケットや金融機関、関西有数の広さであるイオンモール京都桂川も開業した。それにより、市街地へのアクセスや自然環境の良さだけでなく、ファミリー層の暮らしやすい街となったのだ。