岩田寛が石川遼とのプレーオフ制す「ほんとしんどい」「頑張れと言ってくれて泣きそうに」
◇男子ゴルフツアー BMWツアー選手権森ビル杯最終日(2024年6月9日 茨城県 宍戸ヒルズCC=7439ヤード、パー71) 【写真】石川遼とのプレーオフを制し優勝を果たした岩田寛は帽子を掲げ声援に応える 最終ラウンドを通算14アンダーで終え、石川遼(32=CASIO)とのプレーオフに臨んだ岩田寛(43=フリー)が1ホール目でパーセーブし、メジャー初優勝、ツアー通算6勝目を挙げた。感情を表に出さない岩田は優勝インタビューで“らしい”受け答えで喜びを口にした。 ――苦しいプレーオフを制してのメジャー初タイトル。どんな思いか。 「最後パーパット決めた時はうれしいというより、すごい疲れたという感じ。コースが難しすぎて大変」 ――後半は17番で首位タイとなり、18番でパーセーブ。苦しい場面があった。どんな思いだった。 「思い出したくないくらい。震えていました」 ――プレーオフはどんな気持ちだった? 「今週はいろいろやりたいことがあって、それをやりきるというのと、プレーオフをゴルフ人生で一度も勝ったことがなくて、リラックスしてやれた」 ――プレーオフの第2打は7Iを選択した。 「(石川)遼がボギーを打つとは思えなかった。。アプローチがうまいので、バーディーを取らなきゃ勝てないと思っていた」 ――グリーンオーバーしたが、ただそこから素晴らしいショットで最後、勝利を決めた。ギャラリーの歓声を聞いた瞬間は? 「正直に言うと、遼対僕なんで、ほとんどが遼の応援だと思っていて、そしたら18番のティーグラウンドに行くときに、岩田頑張れと言ってくれて泣きそうになりました」 ――この温かい拍手と、メジャー初タイトル。 「最高ですね。ありがとうございます」 ――歴代最年長優勝となった。 「歴代最年長なんですか。なんかその気持ち分かります。ほんとしんどいです。このコース。笑顔が少ないんですけど、応援よろしくお願いいたします」