新年無事願い準備 本尊お身ぬぐい 小松・那谷寺、汚れ落とす
小松市の古刹(こさつ)、那谷寺で28日、本尊の十一面千手観世音菩薩(ぼさつ)の「お身ぬぐい」が行われ、僧侶や職員らが1年間の汚れを落とし、丁寧に清めた。 金堂華王殿(こんどうけおうでん)で僧侶2人が読経する中、寺の職員や檀(だん)家(か)計3人が長いモップや脚立を使い、高さ7・8メートルの木像や壁面に付いたほこりを拭った。地元住民でつくる観音婦人会も参加した。 僧侶の吉田俊健さん(31)は「能登復興と、観音様への感謝の気持ちを込めて清めた。復興が進み、新年は平和で災害がなく無事に過ごせるようお祈りしてほしい」と話した。 1月1、2日は拝観無料となる。1日は午前0時~午後5時、2日は午前8時半~午後5時に開門する。