もう大ピンチ…。欧州で大苦戦する日本人選手(3)「プレミアの能力ではない…」いきなり酷評されるMF
欧州の24/25シーズンが開幕してから約1ヶ月半が経過した。ゴールやアシストなど目に見える結果を残して、現地メディアやサポーターから高い評価を受けている選手がいる一方で、主力として活躍する未来像を描きながらも、なかなか出場機会を得られずに苦戦している選手もいる。今回は欧州で大苦戦する日本人選手をピックアップして紹介する。※成績は『transfermarkt』を参照
MF:鎌田大地(かまだ・だいち) 生年月日:1996年8月5日 所属クラブ:クリスタル・パレス(イングランド) 24/25リーグ戦成績:6試合0得点0アシスト シーズン開幕前には現地メディアやサポーターから大きな期待を寄せられていた鎌田大地だが、ここ最近は厳しい評価が増えてきているようだ。 今年7月、鎌田はラツィオからクリスタル・パレスに完全移籍で加入。同クラブの指揮官であるオリヴァー・グラスナー監督はフランクフルト時代の恩師であり、同監督が獲得を熱望したことで移籍が実現した。 日本時間8月28日に行われたカラバオ・カップ2回戦のノリッジ戦で、鎌田は公式戦初ゴールをマークすると共にジャン=フィリップ・マテタのボレー弾をアシストして、1得点1アシストを記録している。 カラバオ・カップでは上々の出来を示した鎌田だが、プレミアリーグ(イングランド1部リーグ)における評価は芳しくない。日本時間9月28日の第6節・エバートン戦ではボランチの一角で先発出場を果たしたものの、1点リードで迎えた後半開始直後の47分に痛恨のパスミスを犯して失点に関与。その後にチームは逆転を許して1-2で敗れ、リーグ戦初白星を逃した(現在3分3敗)。 試合後、クリスタル・パレス専門メディア『WeArePalace』は「今季加入したカマダの苦戦が続いており、サポーターの懸念は確実に高まっている」と報道。一部のサポーターから「プレミアリーグでプレーする能力がない」「前線にボールを渡せない」といった手厳しい意見が出ていることを伝えている。 新天地で早くも逆風が強まっている鎌田。出場機会を得られている時に信頼回復ができなければ、ベンチ送りや退団の扉が開くことになる。
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