岡田さん、ありがとう “虎党”勝みなみは藤川球児・新監督に期待大
◇米国女子◇BMW女子選手権 事前(16日)◇水原バレーCC (韓国)◇6680yd(パー72) 【画像】こどもにめっちゃ丁寧に教える笹生優花 ひいき球団の2年連続日本一への挑戦の終わりは中国で知った。「そうなんです…」。勝みなみは前週13日にプロ野球セ・リーグのクライマックスシリーズ・ファーストステージで敗退した阪神タイガースの話題にやはり肩を落とす。 クライマックスシリーズ前には日本滞在と重なった幸運もあり、甲子園球場に足を運んで応援したゴルフ界屈指の虎党。「でも、岡田さんには『本当にありがとうございました』という思いです」。幼少期、試合を見るようになったタイミングでチームを率いていたのが岡田彰布監督だった。個人的にも思い出深い名将は、昨季15シーズンぶりにタイガースにカムバックして日本一へと導いてくれた。 「辞める理由は分からないですけど、デーゲームとナイターを交互にやると疲れもたまってくるのかな。リーグ2位で成績も悪くなかったのに、退任することが決まった時に(球団幹部が)体力的な部分の話もされていたみたいですし…」。心配そうな声のトーンからも、チーム愛と岡田氏への思いがにじむ。 退任を惜しみつつ、新監督就任が決まった藤川球児氏への期待に胸を膨らませた。オフにはテレビ番組の企画で一緒にゴルフをしたり、対談もしたことがある。「藤川さんって、頭が切れる方なので。『(将来的な夢として)監督業に興味はある』みたいなことも話していましたよ」。すでにその思いの一端を直接聞いていたから、来季の応援が今から楽しみで仕方ない。
自身はポイントランキング80位と来季シードのボーダーライン上で迎えるアジアシリーズ第2戦。昨年はウエーティング1番手として繰り上がりに望みを託して練習ラウンドも行ったが、出場がかなわなかった韓国での試合。「最後の試合(60位までのCMEグループ ツアー選手権)に出たいですし、予選落ちのないアジアシリーズはチャンス。ひとつでも伸ばしていって、上位で終われたら」。2年連続のシード確保をクリアすることはもちろん、上を見ることは忘れない。(韓国・坡州市/亀山泰宏)