5月は自動車税シーズン!そういえば電動キックボードにも税金がかかるのか?
電動キックボードにも税金はかかる?
毎年5月になるとバイクとクルマの所有者のもとに届く自動車税の支払い通知書。二輪車の場合は「軽自動車税」の地方税となり、市区町村から納税通知書が送られてきます。 【画像】電動キックボードに税金がかかる理由を画像で確認する(10枚)
これは、大型バイクから原付まで排気量に関係なく、毎年4月1日時点にバイクを所有しているとかかってくる税金。ほとんどの自治体で納付期限が原則5月31日となっているため、期限までに忘れずに支払いを済ませる必要があります。 ところで2023年7月1日から、一定の基準を満たした電動キックボードにたいして「特定小型原動機付自転車」という車両区分が新設されました。それまで原付バイクと同じカテゴリーでしたが、16歳以上であれば免許不要でヘルメットも罰則のない努力義務で公道を運転できるようになったというわけです。 法改正により、これまでより乗りやすくなり "自転車並み" の扱いになったわけですが、そうなると疑問になるのが「電動キックボードにも税金がかかるのか」ということ。
では、電動キックボードのユーザーは、バイクと同じように税金を支払う必要があるのでしょうか。 そもそも特定小型原動機付自転車として登録できる電動キックボードは、以下の基準を満たす必要があります。 1.モーターの定格出力が0.60kW以下 2.長さ1.9m以下、幅0.6m以下 3.最高速度が20km/h以下 これらの基準を一つでも外れると、特定小型原動機付自転車として認められないので注意したいところです。なお、電動キックボードというと立って運転するイメージがありますが、基準を満たせば、座れるタイプや三輪、四輪でも特定小型原動機付自転車として登録することができます。 そして、新区分の特定小型原動機付自転車に該当する車両の所有者には、これまでどおり原動機付自転車の区分の軽自動車税が課税されます。 二輪車の軽自動車税の税率は、道路運送車両法の車両区分および排気量によって、以下のように決められています。 ・原動機付自転車 50cc以下 (2000円) ・原動機付自転車 50cc超から90cc以下 (2000円) ・原動機付自転車 90cc超から125cc以下 (2400円) ・二輪の軽自動車 125cc超から250cc以下 (3600円) ・二輪の小型自動車 250cc超 (6000円) 車両の軽さや大きさ、環境にやさしい電動モーターで走ることなどを考えると、原動機付自転車と同じ税率というのは納得がいかない人もいるかもしれません。