帰ってきた「リターンライダー」は国内バイク市場の救世主になるか?
メーカーも、リターンライダーをターゲットとする車種だけでなく、若い世代やバイクに関心のない層をターゲットとする新型車を投入するなど、潜在需要の喚起に向けた取り組みを強化しています。日本二輪車普及安全協会では、メーカーなどとのパートナーシップの下、2014年3月にウェブサイト「グッド・マナーJAPAN RIDERS」を開設し、ライダーが普段気を付けている安全とマナーの心掛けについて投稿(自己宣言)を募集しています。 リターンライダーは、かつてのバイク乗りが戻ってきたものであり、市場全体の拡大とはなりません。国内バイク市場が本格的な復活を果たすためには、やはり若い世代やバイクに関心のない層の掘り起こしが必要でしょう。関連団体やメーカーは、現在のリターンライダーブームを利用しつつ、国内バイク市場の復活に向けた次の一手を探っています。 (取材・文/株式会社日本情報マート)