JR東日本東北が東北第1代表に 4年連続30回目の都市対抗出場
第95回都市対抗野球大会(毎日新聞社、日本野球連盟主催)の東北2次予選は11日、盛岡市のきたぎんボールパークで第1代表決定戦があり、JR東日本東北(仙台市)が七十七銀行に7―4で勝ち、4年連続30回目の本大会出場を決めた。七十七銀行は12日の第2代表決定戦に回る。 【写真まとめ】2023都市対抗野球大会 全ホームラン 本大会は、全国12地区の予選を突破した31チームと前年覇者で推薦出場するトヨタ自動車(豊田市)が出場し、7月19日に東京ドームで開幕する。【牧野大輔】 JR東日本東北が着実に加点した。一回に丸山大の2点中前適時打で2点を先取し、三回は敵失など、五回は大西蓮の左越えソロなどで突き放した。投げては鈴木翔也、武田龍成とつなぎ、反撃をかわした。七十七銀行は六回に長嶋亮磨の3ランで2点差に迫るも、八回に連打で作った好機を逃すなど及ばなかった。 ◇JR東日本東北・西村亮監督 (4年連続の本大会出場を果たし)4年連続というのは初めてで、今年の大きな目標にしていたので勝ちきったのはとても大きい。(エースの竹本祐瑛らが不在の中)全員でやっていかなくてはならない状況で、4年連続で出るんだというモチベーションを選手全員で保てたからこそ、離脱者がいながらも全員でカバーし合えた。 (本大会に向け)上のレベルで二つ、三つと勝っていくためにも、投手中心に守りからリズムを作る軸は変えず全員で準備していく。その中でさらにレベルアップしていけたらいい。 ◇JR東日本東北・菅野赳門主将 (第1代表を勝ち取り)ほっとした。4年連続出場ということは考えすぎず(頭の中から)捨てて、まずは全員で勝ちに行くためにそれぞれがやるべきことをやれた結果だと思う。 ただ、大会を通して運が味方した試合もあった。自分もエラーやバント失敗もあったし、投手であればフォアボールなど防げたミスがあった。このままでは全国では通用しない。全国で全部勝つのを目標にしている。反省した上でもっと詰めるところを詰めていく。