軽自動車スズキ「アルト」でレースに夢中になる理由とは? 30年のベテランだからこそ「無事故で帰宅する」という重要なタスクを完遂中です
走りに惚れたHA23アルトで東北660選手権を戦う
新規格のNAエンジン搭載軽自動車などで争われるレースが、「東北660シリーズ」。学生から大ベテランまで、多くのモータースポーツ好きが楽しんでいます。今回は30年以上モータースポーツ活動を続ける、ベテランドライバーと愛車のスズキ「アルト」を紹介します。 【画像】浮気せずに「アルト」で参戦継続中! ベテランドライバーのこだわりポイントを見る(11枚)
大事な相棒「アルト」を長く乗り続けていきたい
学生でも気軽に参加できる「東北660シリーズ」。ベース車両の価格や維持費はリーズナブルであり、改造範囲が狭いがゆえにカスタム費用も安く済む。もっとも、低コストの恩恵を受けるのは若者に限った話ではなく、カムバック組を含む家族を持つ中堅の世代にとっても同様だ。 できる範囲でエントリー費やタイヤ代を捻出し、時にはレースを欠場することもありながら、細く長く続けるエントラントも数多くいる。そのひとりが30年というサーキット歴を誇り、2017年から参戦しているHA23の山口忠伸さんだ。 新規格NAによる東北660選手権を知ったのは、東北で耐久レースに参加していた友人からの情報。その後K4-GPにHA23型スズキ「アルト」とダイハツ「エッセ」で参加する機会があり、2台を乗り比べた結果アルトのほうが楽しいと感じたとのこと。そこでHA23をベースに参戦マシンを製作し、2017年は開幕戦からエントリー。ビギナー限定の5クラスとはいえ2位で表彰台に立ち、第2戦からは連続で優勝を遂げてシーズンを終えた。2018年からは3クラスへ移行し現在に至っている。 特筆すべきは7年間で大きな事故もなく同じマシンで戦い続けていること。クラッシュやエンジンブローなどがきっかけになったり、単にほかのクルマが欲しくなって乗り換える人もいるなか、山口さんの相棒は参加者にお馴染みとなったカラーのアルトだ。 一番最初に感じた楽しさは今でもまったく色褪せることはなく、セットアップが進むに従い手足のように操れる感覚も増してきた。それに加えて愛着もどんどん湧いてきたようで、とにかく長く大切に乗り続けたいと山口さんは話す。
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