バレー・リオ五輪に懸ける思い~木村沙織、迫田さおりら
島村春世
(全日本に)選ばれた当初はオリンピック代表になれるとは思っていませんでした。オリンピックを意識し始めたのはワールドカップ(2015年)が終わってからです。通用した部分、手応えもあって、負けず嫌いだから、出場権が取れないままで終わらせるわけにもいかないし、次の目標はと考えたときにオリンピックだ、そこを目指そうと。 「3年目で結果が出なければ(バレーを)やめる」と(山田晃豊)監督に宣言していて、1、2年目は本当に情けないくらい、今の私が当時の自分を見ていても、何もしていないダメな選手でしたが、3年目(2012年)にサマーリーグで優勝してMVPもいただいた。そういうことがあって今の自分があると思います。 練習の質が変わりました。今までだったらこれでいいやとか、このまんまでいいやとか、気持ちの部分で落ちていたところが、まだまだこんなもんじゃないというふうに。勝ち気、負けん気、気持ちが強くなったと思います。 小さい身長で世界と戦っていく上で、日本はスピードのある攻撃、一つフェイクを入れて機動力のある攻撃をしていけばもっと点数が取れると思います。あとは日本らしいレシーブ。守備力を上げていけば、相手の高いエース級のスパイクでも取れるというのはワールドカップ、OQTを経て感じているので、オリンピックでも。 個人的には幅のあるプレー、スピードとパワーをいかしたスパイクを打っていきたい。サーブでも期待されているので頑張りたいと思います。