<#わたしの新庄・3回目のセンバツへ>/11 笑顔絶やさない 大可尭明主将(2年) /広島
◇大可尭明(おおか・たかあき)主将 誰よりも声を張り、苦しい場面でも口角を下げない。「笑顔が一番」。チームをけん引する主将はそんな信条を掲げる。 父とのキャッチボールをきっかけに、野球を始めたのは小学生のとき。それから10年あまりを経て、堅守のリードオフマンに成長した。広島新庄では1年のとき、二塁手のレギュラーを奪取。昨秋の公式戦では3割6分7厘の高打率に加えて10四球を選び、1番打者としての存在感を際立たせた。得意の守備も無失策で切り抜け、チームメートからの信頼も厚い。 「ミスなく新庄らしい野球で魅せ、一つずつ勝ち進んで優勝したい」 夢はプロ野球選手か消防士。笑顔を絶やさない主将が、甲子園で先陣を切る。【中島昭浩】=つづく