「Hanes(ヘインズ)」“3P T-SHIRTS”のルーツを辿ると、120年を超えるアンダーウエア作りの歴史があった
止まらぬHanesの進化
1950年代には冬場の野外スポーツ(雪中の猟、スケートなど)時における保温性が目的の、肉厚なコットンを使用したTシャツ「Hanesウィンターセット Tシャツ」や、1975年にはヒッピー文化の象徴であるプリントTのボディとして開発され、現在もなお、ヘビーウエイトの定番Tシャツとして販売されている「BEEFY-T®(ビーフィーティー)」をリリース。 さらには1994年、アメリカ サッカーワールドカップのオフィシャルTシャツのボディに抜擢された、従来よりも保温性の高い「Thermal Top(サーマル トップ)」のリリースなど、その後も進化を続ける。
毎日の暮らしを快適に過ごすためのパックTシャツが発売
ここまでHanesの誕生からの歴史を見てきたが、もっとも注目すべきは1947年、パックTシャツが発売される。そのパックTシャツはときを経てブランドを代表する3枚組マルチパックTシャツとなり、現在も多くの人たちに愛され続けている。ここからは3枚組マルチパックTシャツの赤、青、ゴールドの揺るぎない不動のバリーションと、その奥深さについて紹介していこう。
1947年、たくさんの人にHanesのアンダーウエアで毎日の暮らしを快適に過ごしてほしいという願いから、複数のTシャツをリーズナブルな価格で提供するためにパックTシャツを開発する。そして現在、その象徴的なアイテムこそ、「3P Pack T-Shirt(3枚入りパック ティーシャツ)」の代表的なアイテム、「3P赤ラベルクルーネックTシャツ」だ。 袖口と裾口は表からは縫い目が目立ちにくいブラインドステッチという仕様と、コットン100%の柔らかい肌触り、脇に縫い目のない丸胴編みという仕様でストレスフリーの心地よさを提供している。 着こむほどに出る独特のクタリ感や、着丈長めのボックスシルエットが特徴でまさに王道といえるTシャツだ。
洗濯後も型くずれしにくい「3P青ラベルクルーネックTシャツ」
赤ラベルに続く定番、「3P青ラベルクルーネックTシャツ」は基本的なディテールは同じで、コットン75%とポリエステル25%の混紡生地を使用しているところが、赤ラベルとは大きく異なっているところだ。洗濯後も型くずれしにくく乾きやすく、独特のドライな肌触りが魅力だ。