いきなり中間管理職になった人が知らない心得とは…職場のストレスや長時間労働への対処法
・役割分担と権限委譲を徹底する。仕事の目的、目標、やり方(WHY―WHAT―HOW)を明確にする ・仕事の優先順位をつけて、「やらないことリスト」を作成する ・メンバーがいつでも相談できる環境・雰囲気をつくる ・バッドニュース・ファースト(悪い情報、問題は早く報告すること)を徹底する ・定期的に、自分とメンバーの業務内容を分単位で記録し、見直しを行う ■リモートワークでのタイムマネジメントの注意点 自宅などでのリモートワークにおいては、出社や退社などの時間的な区切りがつけにくく、終わっていない仕事があれば、夜遅くまでやってしまうということも起こりがちである。
筆者もリモートワーク時、気づかないうちにメンバーの残業時間が膨らんでしまっていたことがあった。それ以降、全メンバーが当日午前中までに残業目的と残業予定時間の申請を行い、あまり多くなる場合にはすぐに対策するようにした。 課長としては、メンバーの勤怠状況を日々把握し、長時間労働になっているメンバーに対しては、その原因の分析や具体的な対策を行っていく必要がある。
安部 哲也 :立教大学大学院ビジネススクール(MBA)客員教授・EQパートナーズ代表