「胃腸バテ」一番の原因は?…専門医に学ぶ!夏の「胃腸バテ」対策
冷たい物が胃腸に与える意外な影響
<胃腸バテにつながる「消化酵素」> 夏に欠かせないアイスや冷たい飲み物は、胃腸の働きを直接的に弱めてしまうそうです。その原因の1つが「消化酵素」。消化酵素は、胃の中で食べ物を分解し栄養素を小腸で吸収しやすい形に分解・変化させる重要な役割があります。この消化酵素が最もよく働く体内温度は約35℃~40℃。そのため、冷たい物を摂りすぎて胃を冷やしてしまうと、消化酵素の働きが悪くなり、消化しにくくなってしまうそうです。 <冷たい物を摂った後の対策「温かい飲み物で〆る」> 冷たい食べ物や飲み物を摂った後は、1杯の温かいお茶やスープを飲みましょう。温かい物を飲む事で冷えた胃を直接温めて、消化酵素が働きやすい温度に戻してあげられるそうです。
胃腸に大ダメージ!夏にやりがちなNG行動
<夏にやりがちなNG行動「食事を摂ってすぐ眠る」> 食べてすぐに眠ると、胃の中で消化されるはずの食べ物が胃の横の壁に留まり、消化されない状態が続くそうです。食べ物が残った状態で長時間過ごすのは、胃にとても負担がかかるのだとか。夏は夜更かししがちですが、小腹がすいて夜遅くに食べると胃腸バテにつながってしまうので注意が必要だそうです。 <食事の後は最低2時間空けてから眠りましょう> 先生によると、食事と睡眠の間は4時間空けるのが理想的。難しい場合は、最低でも食事の後2時間は空けてから寝るようにすると良いそうです。
朝食を摂る時間にもポイントあり!
朝食を摂る時間は起床後1時間ほど空けると良いそうです。朝起きた後すぐは、身体がまだ温まっておらず、自律神経も整いきっていない状態。そのため、ストレッチなどの軽い運動で体温・血流を上げてから食べるのが理想的なのだとか。胃腸を意識した規則正しい生活で、夏の胃腸バテを防ぎましょう。 (2024年7月14日(日)放送 CBCテレビ『健康カプセル!ゲンキの時間』より)
CBCテレビ