「のどから手が出ている」虎の主砲、大山悠輔FA問題 球界OBが注目する「6球団」「決断のポイント」
今オフをにらんで、FAの話題が活発化している。 特に昨年の日本一球団、阪神では主砲の大山悠輔、坂本誠志郎、糸原健斗、原口文仁がFAイヤーを迎えており、それぞれの去就判断が注目を集めている。 【動画】これぞ「絵になる4番」 大山悠輔の満月バックの確信弾をチェック 阪神のFA選手の去就に関しては球界内からも様々な考察の声が出ている。 現役時代は大洋(現DeNA)で活躍、引退後は日本代表コーチも務め、現在は野球解説者として活躍する高木豊氏は10月22日に自身のYouTubeチャンネルに「【阪神FA】どうなる主力3人のFA問題!俺は『〇〇すべきだと思う!』阪神主力選手のFA戦線について語ります」と題した動画を更新。阪神のFA選手に関して、独自の見解を語っている。 まず主砲の大山が仮にFA宣言すれば、各球団の争奪戦となると高木氏は予想する。 「実力者」「引くてあまたになることは間違いない」と昨年全試合に4番として出場、日本一に導き、右打者として7年連続2桁本塁打をマークするなど、実績を残してきた強打者には多くの球団から声がかかると見た。 また、球団名に関しても「楽天しかり、西武しかり、ロッテでも欲しいだろうし、DeNA、カープなんてのどから手が出ているよ」と明言。ほかにも「オリックスだっていいだろうし」と、今季は特に打線形成に苦しんだチームが多いとあって、つなぎの打撃もでき、一発もある強打の一塁手は複数球団による争奪戦必至と指摘する。 中でも、名前が挙がった広島は大山も慕っている新井貴浩監督が指揮官を務めていることも一部から注目されている。 この縁がどう働くか。広島獲得のメリットとしては高木氏も「4番として、大山を軸に考えられるようになる」と断言。 一方で同氏はFA権行使に関して、大山の将来のライフプランも大事になってくるとした。ルーキー時代から成長を見守ってきたとした上で「大山は将来、阪神の監督も務められる」人材として、真摯に野球に取り組む姿勢、誠実な人柄を高く評価。球団は全力で慰留に努めるべきとした上で、高木氏も先々を考えると「俺は残ってほしいけどね」と語る場面もあった。 動画内では同じくFA権を取得した捕手の坂本、今季で複数年契約が切れる梅野隆太郎の去就についても語っている。 阪神にとっても主砲・大山の残留は今オフの必須項目ともいわれている。今週末には日本シリーズ開幕と球界のスケジュールも進む中、シリーズ終了後にはFA戦線が本格化する。背番号3の動向は引き続き、注目を集めていきそうだ。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]