「カブリオレ」もラインナップ 改良型「ポルシェ911カレラT」登場
ポルシェジャパンは2024年10月30日、マイナーチェンジした「911カレラT」の日本導入を発表し、同日、予約注文の受け付けを開始した。 【写真】ピュアで爽快なドライビングプレジャーがうたわれるポルシェ911カレラTと911カレラTカブリオレの写真を詳しく見る(10枚) ポルシェ911カレラTは、ピュアで爽快なドライビングプレジャーがうたわれるモデルで、従来型は2022年10月19日に日本導入が発表された。モデル名の「T」はツーリングを意味し、最新ラインナップでは「911カレラ」と「911カレラGTS」の中間に位置づけられている。 従来型では7段MTと8段PDKが選択できたトランスミッションは、新たに6段MTのみの設定にリニューアル。フルバケットシートや軽量ウィンドウの採用、断熱材の削減、6段MTの搭載などにより、車重がベースとなった911カレラより40kg軽い1478kgとされる最軽量仕様車の設定や、マイナーチェンジを機にオープントップモデル「カブリオレ」を追加したのも最新型におけるトピックである。 911カレラTの後部に搭載されるパワーユニットは、911カレラと同じく最高出力394PS、最大トルク450N・mを発生する3リッター水平対向6気筒ツインターボエンジンで、6段MTを介して後輪を駆動する。最大トルクに変更はないが、最高出力は従来型よりも9PSアップしている。シフトダウン時にエンジンとギアボックスの回転数差を自動的に補正するオートブリッピング機能も採用する。標準装備となるスポーツクロノパッケージ装着車の0-100km/h加速はクーペが4.5秒、カブリオレが4.7秒。最高速度は前者が295km/h、後者が293km/hと発表されている。 パワーの向上に伴い、ブレーキディスクの直径は350mmに拡大。フロントには6ピストン固定式キャリパーが装備される。車内断熱材の削減とオートブリップ機能の採用により、標準装備のスポーツエキゾーストシステムは感動的なサウンドを生み出すという。 専用チューニングのリアアクスルステアリングや、車高を10mm低く設定したPASMアダプティブスポーツサスペンションが標準で装備されるほか、前後のアンチロールバー、フロント20インチ、リア21インチの「カレラS軽合金製ホイール」などによってシャシーも強化されている。 エクステリアでは、リアサイドウィンドウに貼られたシフトパターンのロゴ入りステッカーが目を引く。モデルロゴやリアリッドグリルのインレイ、エクステリアミラーのアッパーおよびロワトリム、機械研磨仕上げの軽合金製ホイールなどにコントラストカラーのバナジウムグレーが用いられるのも911カレラTの特徴だ。 インテリアについては、ブラックを基調としたタータンチェック柄のシート表皮やトリム、ダッシュボードに備わる標準装備とされたスポーツクロノパッケージのストップウオッチ、積層ウォールナット材をオープンポア仕上げとした短いシフトレバー、「MT」のロゴ入りバッジ、助手席側ダッシュボードのシフトパターンロゴプリントなどが見どころだ。ダッシュボードとセンターコンソールの装飾インレイはバナジウムグレー、ドアパネルのインレイはブラックブラッシュアルミニウムとなる。レザー仕上げの「ヒーテッドGTスポーツステアリングホイール(モードスイッチ付き)」が標準で装備されるが、「Race-Texステアリングホイール」も選択できる。 シートはセンターがタータンチェック柄のSport-Texとなる「911」のロゴ刺しゅう付き4Way電動調節式スポーツシートが標準のアイテムで、18Way調節機能付きアダプティブスポーツシートプラスや、軽量なフルバケットシートがオプションで選択できる。 外装色は「ホワイト」と「ブラック」が追加費用なしで選択可能。そのほか「シェードグリーンメタリック」「クレヨン」「スレートグレーネオ」「ガーズレッド」「ルガーノブルー」「ゲンチアンブルーメタリック」「カルタヘナイエローメタリック」などが用意されている。911カレラTカブリオレのトップは、「ブラック」「レッド」「ブルー」「ブラウン」の4色から選べる。 また、エクステリアとインテリアに特別な印象をもたらす「カレラTデザインパッケージ」もオプションで用意。エクステリアではリアリッドのインレイや、フロントおよびリアリッドとドアの「Carrera T」デカール、MTステッカー、グロス加工の軽合金製ホイールがゲンチアンブルーで彩られる。インテリアではコントラストステッチやシートのコントラストストライプ、シートベルト、センターコンソールとドアパネルのトリム、ヘッドレストのコントラストインレイと911のロゴ刺しゅうがゲンチアンブルーでコーディネートされる。 価格は911カレラTが1865万円、911カレラTカブリオレが2114万円。いずれも6段MTのみの設定で、ハンドル位置は左右から選べる。 (webCG)
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