円が対ドルで155円台に下落、日銀が現状維持を決定-1カ月ぶり安値
(ブルームバーグ): 19日の東京外国為替市場の円相場は対ドルで155円台に下落。日本銀行がこの日の金融政策決定会合で現状維持を決定し、円売り・ドル買いが強まった。18日の米連邦公開市場委員会(FOMC)が2025年に見込む利下げ回数を減らすタカ派的な姿勢を示し、ドル高の流れが鮮明になっていた。
円は一時1ドル=155円13銭と、11月下旬以来の水準に下落した。155円は政府・日本銀行が円安警戒を強める水準とみられている。日本の通貨当局からけん制発言が出始め、日銀が利上げに動く可能性が高まると市場参加者はみている。
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Daisuke Sakai, Saburo Funabiki