【川崎・宮城天が移籍と怪我を経て見せる進化(2)】「アシストするだけじゃ僕は満足できない」と強めた得点への気持ち……「得点感覚を出せるために日々考えてやってます」
6月3日に行われたJ2栃木SCとのトレーニングマッチで1ゴール1アシストを決め、公式戦復帰に向けて順調なステップを踏む川崎フロンターレの宮城天。この試合で“進化の片りん”を随所に見せていただけに、一つ確認したいことがあった。それは、宮城が輝くポジションについてだ。 ■【独自撮!】公式戦復帰を目指す川崎フロンターレ・宮城天が1G1Aの大暴れ場面!■ 川崎フロンターレから武者修行に出ていた宮城が“真ん中の方がやりやすい”といった趣旨の発言をしていたコメントを目にしたため、移籍先でどのようなプレースタイルの変化があったのかを聞きたかった。 率直にその発言について尋ねると宮城は「(外に)張っているだけだとパターン化されちゃう」と意図の一端を説明。ファーストポジションが真ん中のほうがいいということではなく、ウイングやサイドアタッカーとして出たとしても、時間帯や場面によって中央に移動してプレーすることも選択肢の一つとして持っているという言い方がその考えに近いようだ。 「カットインシュートとかワンツーは自分の得意な部分でありますけど、自分のポテンシャルとかそういうのを考えたときに、レーンを1つ中に移せば、アシストも得点もできるなっていうのを移籍して実感しました」 相手の警戒や対策も考えれば、そうして選択肢を複数持つ。何より、その能力があれば大外でもハーフレーンでも違いを作り出せる。期限付き移籍先で得た手応えが、そのプレースタイルを広げたようだ。
■「ドリブルは一番の特徴なので、そこは出しながらも」
いかに得点に絡むか――。これが、宮城にとって大きなポイントとなっている。 実際、「自分をゴールに持っていく立ち位置、自分が点を取れる場所にずっと立ち続けることがフォワードとして(大事)。張っているだけだと点を取れないので、それを考えた結果、中にいます」とも、ポジショニングやプレー選択についての考えを説明する。 だからこそ、次に宮城が取り組むことがどこにあるのかを尋ねても、得点への意識が強くなっていることを改めて言葉にする。 「張ってドリブルして裏に抜けてアシストするだけでは僕は満足できないです。チーム内得点王だったり、毎試合1点ぐらい取れるようなストライカーになることが目標なので。(自分は)ドリブラーって思われることが多いですけど、ドリブルは一つの手段であって、ドリブルに重きを置いたドリブラーだとは自分のことを思ってないんです。そこは他のウイングとちょっと違うかなと思います。 ドリブルは一番の特徴なので、そこは出しながらも、でも自分が持っている才能は得点感覚だと思うので、そこを出せるために日々考えてやってます」 自分の武器は何か、その武器を組み合わせることでどんな違いを他と出せるのか。自問自答した結果、一つの答えにたどり着こうとしている。 「ウインガーだけどストライカー」 そういう役割を目指そうとしているのか尋ねると、「そうですね」と力強く答える。 「起点も作りつつですけど、点を取れないと。どこで違いを作るかといったらやっぱり得点なので、いろんなウインガーがいる中で自分はゴール前のクオリティで勝負していけたら」 人を魅了するドリブルと技術をさらに昇華させようとする宮城。チームの新たな武器となるようなプレーを見せるのは、もうすぐだ。 (取材・文/中地拓也)
サッカー批評編集部
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