西日本シティ銀行、法人向け新たな定期預金サービス…預金の一定割合の金額を子ども支援団体に寄付
西日本シティ銀行は29日、法人向けの新たな定期預金サービスを11月1日に始めると発表した。預金のうち一定割合の金額を子ども支援団体に寄付するのが特徴で、地場企業の社会貢献を後押しする。日本銀行の利上げで融資の収益性が高まっていることから、貸出金の原資となる預金の獲得につなげる狙いもある。
西日本シティ銀が法人に特化した定期預金を導入するのは初めて。募集総額は1000億円で、法人と個人事業主を対象に1社100万円から受け付ける。集まった預金額に応じて最大5000万円を、食品の無償提供活動を行う「フードバンク」などに寄付する。定期預金した企業名はホームページなどで公表する。
肥後銀行も今月、環境保全団体などへの寄付を盛り込んだ法人向け定期預金を始めている。