まさに崖っぷち…正念場を迎えたドラ1投手(6)異色の次世代スターだが
2024年シーズンに向け、各球団が戦力補強を続けているプロ野球。上位進出には新入団選手の台頭が必要不可欠であり、2023年ドラフト会議で指名されたルーキーたちにも大きな期待がかかっている。一方で、新戦力の加入で厳しい立場となった選手も存在する。ここでは、正念場を迎えているドラフト1位入団の投手を取り上げる。
根尾昂
投打:右投左打 身長/体重:177cm/84kg 生年月日:2000年4月19日 経歴:大阪桐蔭高 ドラフト:2018年ドラフト1位 甲子園を沸かせた根尾昂も、2024年シーズンは一軍での飛躍が求められてくる。 大阪桐蔭高校時代は投打二刀流をこなし、チームを甲子園春夏連覇に導く存在となった根尾。ドラフトでは4球団が1位指名し、抽選の末に中日ドラゴンズへ入団した。 プロではショート一本での挑戦を明言すると、ルーキーイヤーから一軍デビュー。翌年にはプロ初安打を記録した。 しかし、その後は一軍で結果を残せないシーズンが続き、2022年シーズン途中に投手転向が決定。中継ぎとして25試合に登板し、防御率3.41をマークするなどポテンシャルの高さを見せた。 先発に挑戦した2023年は、長らく二軍調整が続いていたが、9月に一軍登板を果たすと、2先発で防御率0.71と好投。この投球を2024年に繋げ、先発ローテーションの一角に食い込みたい。
ベースボールチャンネル編集部