"令和の米騒動"の行方は?店頭から姿を消したコメ、新米が登場してどうなる?
新米が登場し始めた
9月に入って、ようやく店頭に姿を見せ始めた米だが、今度は「値段が高い」という問題が出ている。以前は5キロ2,000円だったものが、3,000円ほどになっていることに驚かれた方も多いのではないだろうか。9月4日に、農林水産省が開催したコメ業界との意見交換会では、仲介業者から「まだ十分な量ではなく、新米が出回る前の端境期の値段を反映している」という説明があった。そのため、例年よりも高値で推移していて、「いずれは落ち着く」との見方が出ているが、2024年夏も1年前と同様の猛暑、さらに、新米収穫時を襲った台風による影響など、不透明な要素が多い。まだまだ安心はできないようだ。 「10月までには以前のように店頭に米が並ぶ」という農林水産省の言葉を信じたい一方で、「では値段は?」と問いかけたいのが本音。異常気象や自然現象は、"米"という大切なニッポンの主食にも影響を与え続けている。 【東西南北論説風(519) by CBCマガジン専属ライター・北辻利寿】
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