「和製カンテ」が欧州クラブ新戦力の“成功者” 市場価値11億円…デュエル勝利数2位で現地絶賛
マインツ佐野がリーグ2位のデュエル勝利数を記録
ドイツ1部マインツの23歳MF佐野海舟は今季のリーグ前半戦でリーグ2位のデュエル勝利数を記録するなど海外挑戦1年目ながら際立ったパフォーマンスを披露している。ドイツ誌「シュポルト・ビルト」はヒット補強としてその活躍ぶりを称賛している。 【実際の映像】「運動量半端ない」「和製カンテ」 23歳日本人MFがボール回収→意表突くヒールパス 佐野は今年7月にJ1鹿島アントラーズからマインツへ完全移籍。ここまで全15試合にスタメン出場している。現在5位と好調を維持するチームで、すでに欠かせない存在となっている。「シュポルト・ビルト」はブンデスリーガ各クラブの夏の新戦力の成功と失敗を特集。佐野は新戦力6人の中で唯一の成功者として評価された。 「佐野は前任者のレアンドロ・バレイロ(現ベンフィカ)の存在を忘れさせる活躍。全試合でスタメン出場を果たし、欠場はわずか15分だけだ」。ほぼフル稼働でピッチに立ち続ける23歳はドイツ代表MFフロリアン・ヴィルツ(レバークーゼン)の207回に次ぐ、リーグ2位となる172回のデュエル勝利数を記録するなど抜群の存在感を示している。 マインツ加入時の移籍金は250万ユーロ(約4億1000万円)と伝えられていた佐野だが、移籍情報サイト「Transfermarkt」による現在の市場価値は700万ユーロ(約11億円)。第15節フランクフルト戦でも攻守で躍動し「運動量半端ない」「推進力えぐ」「和製カンテ」「本当に泥臭い」「スタミナどうなってんの」といった絶賛の声が寄せられた。ドイツでその価値を急激に高めた男は、シーズン後半戦にはどのような活躍を見せてくれるのか。そのプレーから目が離せない。
FOOTBALL ZONE編集部