来日したレラト・ドラミニ（亀田プロモーション提供）

　「ボクシング・ＩＢＦ世界フェザー級指名挑戦者決定戦」（２４日、大和アリーナ） 　「３１５０×ＬＵＳＨＢＯＭＵ　ｖｏｌ．１」のメインイベント、ＩＢＦ世界フェザー級指名挑戦者決定戦で３位の亀田和毅（ＴＭＫ）と対戦する２位のレラト・ドラミニ（南アフリカ）が１６日、関西国際空港に来日した。 　マネジャーやトレーナーとともに現れたドラミニは、長いフライトの疲れも見せず穏やかな表情。冬の南アフリカから真夏の日本へ、正反対の環境となるが、「８日前に来日できたので、これから試合に向けて調整していければ問題ない。トレーニングキャンプをしっかりやって追い込めたので、良いコンディションだ。特に変わったトレーニングはしていない。いつものボクシングのトレーニングキャンプで、良いキャンプだったのは間違いないよ」と、調整に自信を見せた。 　和毅には昨年１０月にスプリット判定勝ちしており、「前回も勝ちに来て勝った。今回も同じことをするだけ。遠い南アフリカから勝つために来たんだ。また勝つよ。（和毅は）特に今まで対戦してきた他の選手と変わりはない。普通の選手。恐れることは何もないよ」と返り討ちに自信まんまん。前回は２位決定戦だったが、今回は指名挑戦者決定戦のため、「前回とは意気込みが違う。世界王者になることは私の夢」とモチベーションもアゲアゲだ。 　再戦は今年３月の予定だったが、ドラミニ側の都合で一度は流れ、和毅は１階級下のケビン・ビジャヌエバ（メキシコ）に５回ＴＫＯ勝ちした。ドラミニは「映像は見た。相手はバンタム級の選手（実際はスーパーバンタム級）でかなり小さい選手だったし、何も感じることはなかったね」と涼しい顔で、和毅が攻撃的にスタイルチェンジしたことについても「ボクシングスタイルを変えることは誰にでもできること。彼が１０回ボクシングスタイルを変えても、自分が１０回勝つよ」と言い放っていた。