<第94回選抜高校野球>第94回選抜高校野球 「勝」の願い込めた千羽鶴 大阪桐蔭、保護者会が贈呈 /大阪
第94回選抜高校野球大会に出場する大阪桐蔭の野球部保護者会は、大東市で練習を続ける選手たちに、甲子園での健闘を願って千羽鶴を贈った。 鶴はセンバツ出場が決まった1月末から、部員の保護者らが各家庭で25羽ずつ折った。主にスクールカラーのえんじ色で、紙の裏には一枚一枚「勝」という文字が書かれている。さらに保護者会の田井清美さんがフェルト地でユニホームとお守りの飾りを作って彩り、手渡す前には学校近くの野崎観音(慈眼寺)で必勝祈願をしてもらったという。 田井さんは「みんなの願いを一つにして作った。ぜひ、一試合一試合勝ち上がって優勝を果たしてほしい」と力を込め、保護者会長の丸山聡一さんは「日本一になってほしいという保護者の気持ちが伝わればうれしい」と話した。 千羽鶴を受け取った星子天真主将(2年)は「思いのほか重かった。みなさんの応援に報えるようにがんばりたい」と誓った。【隈元悠太】