冬タイヤへ交換後の点検をしよう！　タイヤ脱落、事故防止のためJAFが呼びかけ

　雪の多い地域に住んでいるドライバーには冬タイヤへの交換はマストだが、そうでない地域の人でも、降雪が見込まれる地への遠出やいざという降雪に備えて、冬タイヤへの交換をするケースがあるだろう。日本自動車連盟（JAF）札幌支部は、本格的な冬道を経験する前にタイヤの取り付け状態を確認し、適切に締め付けられているか点検をするように呼びかけている。 　2023年は北海道で11月11日に初雪を観測。多くの人がタイヤ交換を行ったが正しく取り付けられていなかったことで、タイヤが外れるトラブルが増加したという。タイヤ交換後に車からタイヤが外れないように日頃から点検することで、未然に防ぐことができる。 　JAFによると、交換後、約100km走行前後で行う点検内容は、「走行中にカタカタと異音がしないか」「安定した平らな場所でジャッキアップし、ホイールナットが緩んでいないか」確認し、「トルクレンチを使用し車に適した締め付けトルクでホイールナットを締め付ける」(車に搭載されている「取扱説明書」のタイヤ交換のページを参照)こと。 　タイヤ交換時にはタイヤのダメージや使用年数などを確認し、ゴム質が固くなっていないか、すり減っていないか、また、それぞれの車種で指定されている空気圧のチェックも重要という。タイヤ交換は自分でできるという人も、安心して走行するためには、プロによる定期的なチェックを受けることが欠かせないようだ。JAFでは、「スタッドレスタイヤの使用限度と正しい保管方法とは？」、「冬到来！ みなさん、タイヤは替えましたか？ 『冬のタイヤ事情』を調査」などの情報も発信している。