米司法長官指名のゲーツ氏から「性行為」の対価受け取った 女性2人証言
(CNN) 米下院倫理委員会で女性2人が、トランプ次期大統領が司法長官に指名したマット・ゲーツ元下院議員から「性的行為」の対価を受け取ったと証言したことが分かった。女性らの弁護士が18日、CNNに明らかにした。 【映像】ゲーツ氏から「性行為」の対価、女性2人が証言 女性のうち1人は、当時未成年だった自身の友人が2017年にゲーツ氏と性行為をしているのを目撃したとも証言したという。 ゲーツ氏は繰り返し不正行為を否定している。弁護士によると、女性は同氏について友人が当時未成年であることを知っていたとは思わなかったと証言した。 フロリダ州の共和党員であるゲーツ氏が司法長官への指名を受け、ただちに議員を辞任したことで、倫理調査は事実上終了した。しかし、同委員会は調査報告書を公表するかどうかを検討しており、20日に会合を開く予定だ。 議会の調査に詳しい2人の情報筋によると、同委員会は元未成年だった女性本人から、17歳のときにゲーツ氏と性行為があったとの証言を得ている。 弁護士によると、依頼人2人は同委員会で、17年夏から19年初頭にかけて「ペイパル」などを通じてゲーツ氏から性行為の対価を受け取っていたと証言した。こうした出来事は同期間でおそらく10回以上あったという。 同委員会は6月、ゲーツ氏の性的不正行為や違法薬物使用、収賄、自身の行為に関する政府調査の妨害などの疑惑について調査を続けていると述べた。 弁護士は、同委員会に対し、ゲーツ氏の倫理調査に関する最終報告書の公表を求めている。 上院司法委員会の民主党員は下院倫理委員会に対し、報告書と議会調査の基礎資料を提出するよう求めている。報告書に関心を示している上院の共和党議員もいるが、ジョンソン下院議長は報告書の公開に反対している。