帰省のため新幹線の「自由席」に座っていたら、老夫婦が乗ってきました。「もうすぐ降りるので」と譲ったのですが、新幹線の自由席でも“必要な人”には席を譲ったほうがいいの?
基本は早い者勝ち。ただし譲り合いの心も
新幹線には優先席が設けられていないので、基本的に自由席は「早いもの勝ち」となっています。また、新幹線は長距離移動をする人も多く、在来線のように乗り降りが頻繁ではないので、席を確保した人がそのまま目的地の駅まで座り続けることが一般的です。 しかし、周囲には高齢者や妊婦、小さな子ども連れの家族など、立っているのが負担になる人たちもいるかもしれません。もちろん譲るかどうかはあくまで個人の判断に委ねられますが、「あと少しで降りるから」「立っても平気だから」と感じたときに譲ることができれば、お互いに気持ちよく移動できるでしょう。 長時間の移動は、誰しもストレスが溜まりがちですが、ちょっとした気遣いで心地よい空間に変えることもできます。年末年始の帰省ラッシュ時など、混雑する新幹線だからこそ、思いやりの心を大切にして過ごしたいですね。 出典 JR東日本 お身体の不自由なお客さまへ JR東海 お子さま連れ車両 東海旅客鉄道株式会社 2024年度年末年始期間の指定席予約状況について 執筆者:渡辺あい ファイナンシャルプランナー2級
ファイナンシャルフィールド編集部
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