【広島】九里亜蓮のセーフティースクイズで5戦連続先取 勝てば11年ぶり2度目の交流戦開幕3連勝
◆日本生命セ・パ交流戦 広島―オリックス(30日・マツダスタジアム) 5連勝中でセ・リーグ首位と勢いに乗る広島が、無安打で5戦連続の先取に成功した。2回1死一、三塁。9番・九里の初球バントが投前に転がったのを見て、三塁走者・宇草がスタートを切って生還。セーフティースクイズで1点を奪った。 2回は1死から宇草が死球で出塁。続く石原は三塁へのゴロで完全な“併殺コース”だったが、横山聖の二塁送球をセカンド・太田がまさかの落球。九里のバントは、先発・斎藤が本塁悪送球(記録は犠打野選と失策)。相手守備陣の乱れもあって、結果的に無安打で先制する形となった。なおも1死二、三塁と好機は続いたが、追加点は奪えなかった。 28日に開幕した交流戦。17年以来の初戦白星スタートで昨年7月27日以来の首位に浮上すると、前日29日は交流戦元年の05年5月15日で16得点した敵地オリックス戦以来19年ぶりとなる14得点で大勝。2位・阪神に1ゲーム差として迎えたカード最終戦も、幸先いい形で先に主導権を握った。 チームにとって過去に12球団ワースト6度も最下位に沈む鬼門の交流戦だが、開幕カードは前日まで13、17年以来7年ぶり3度目の2連勝。開幕3連勝となれば、13年以来11年ぶり2度目の最長タイとなる。
報知新聞社