告発した元幹部本人を証人尋問へ 斎藤知事の“パワハラ疑惑”巡る兵庫県の百条委 知事についても今後の出席求める方針
兵庫県の元幹部が斎藤知事らを内部告発した文書をめぐり、県議会が設置した調査特別委員会、いわゆる百条委員会の2回目の会合が27日開かれ、証人として元幹部本人の出頭を求めることが決まりました。 兵庫県の西播磨県民局長だった男性職員(60)は、斎藤知事が企業などから品物を受け取ったり、職員にパワハラをしたりしていたなどと指摘する文書を作成し、一部の報道機関などに送付しました。 この文書について県は、大部分が事実ではなく誹謗中傷にあたるとして、元幹部を停職3ヵ月の懲戒処分にしました。 一方、県議会は真偽を確認するための百条委員会を設置しました。 27日に2回目の委員会が開かれ、次回第3回の会合に「証人」として元幹部の出頭を求めること、尋問は1日2時間以内とすることなどが賛成多数で可決されました。 証人尋問について、百条委の奥谷謙一委員長は、「意見を聞く場ではなく事実確認をすることが目的なので、文書の内容をどこで見聞きしたのか、誰から聞いたのかなどを確認する」と話しました。 また斎藤知事についても、「疑惑の対象になるので呼ぶ必要がある」として今後、証人として出席を求める考えを示しました。 次回の百条委員会は7月19日に開かれる予定で、12月までに報告書をまとめる方針です。
ABCテレビ