「自衛隊」は有事のときには全員出動しないといけないのでしょうか?また、どのような役職があるのですか?
自衛隊の役割分担
自衛隊は全部で16の階級が定められており、3尉以上の自衛官を「幹部」とし、部隊の骨幹として実行力と責任感で部隊を指揮します。 専門分野の技能を有する「曹」は、各種の任務を直接遂行する立場にある「士」を直接指導しながら幹部を補佐します。曹と士で自衛官の約8割を占めるのが特徴だといわれています。幹部自衛官と曹の間の階級である「准尉」は、曹・士隊員をまとめて指導し、幹部の補佐を行うなど、役割が明確に決まっています。 災害派遣をする場合には市区町村長から都道府県知事や海上保安庁長官などへ災害派遣要請をし、防衛大臣らによって派遣命令が部隊にくだされると、部隊として派遣され、災害派遣活動がスタートします。 自衛隊は部隊単位で活動するため、階級制度を用いた指揮系統の明確化が必要とされているのです。
有事の際には非常勤の自衛隊員も導入される
自衛隊は、日頃は最小限の防衛力で対応しつつ、有事の際には急速に戦力を増強する必要があるために非常勤の自衛隊員も抱えています。 非常勤であっても日々訓練を重ねるなど、多くの隊員が有事に備えて日本を支えているのです。 出典 防衛省・自衛隊 自衛隊法第76条第1項(防衛出動) 防衛省・自衛隊 自衛隊法第88条(防衛出動時の武力行使) 政府広報オンライン 有事・災害などの際、国を支える力になる!「予備自衛官等制度」 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部