日大再回答で関学大が会見(全文5完)褒められるため、では大一番に勝てない
選手の中に芽生える気持ちをろうそくの火のように育てないと
小野:僕もコーチを二十数年していましたんで、ちょっとだけ付け加えると、やっぱりその闘志っていうのは、やっぱり勝つことへの意欲だと思いますし、やっぱり、それって外から言われて大きくなってくるものじゃあ、やっぱりないっていうふうに思っています。やっぱり自分たちの心の中から内発的に出てくるものがやっぱり一番大事ですし、それがやっぱり選手の成長を育てるもの。それは一番、根源にあるのは、やっぱりフットボールが面白い、楽しいっていう気持ちが一番大事です。 で、やっぱりわれわれはコーチとして、一番大事なのはその選手の中に芽生えるその楽しいっていう気持ち。これはもうろうそくの火みたいなもんで、吹き過ぎると消えちゃいますし、やっぱり大事に少しずつ大きくしていかなきゃいけない。でも、そこにはそっと火を大きくするような言葉も大事でしょうし、ですけど、やっぱりそれは本当に内発的なものをどう育てるかということが一番コーチにとって、一番難しい仕事なんだというふうに思っています。 鳥内:あと、自分が思うのは、やはりみんな、好きなことは絶対熱中するんですよ、子供がそうであるようにね。小学校、中学校、進んでいくにつれて、与えられることばっかしで、そういう面を消されていっていると。また、フットボールが好きになって、やはり今、小野が言うたように、内面から好きになっていって、初めて自分の持っている力を最大限に発揮できると。だから、もう練習中はあまり褒めませんよ、何も言いません。僕に褒められるためにやってもしゃあないんです。最終的には勝つためにやると。それは当たり前のことであって、褒め過ぎると、なんか知らんけど、褒められたいためにやると。それでは、最終的にはビッグゲームに勝てないと僕は、僕の考えです。
最終的には捜査機関の捜査で真相究明を望む、とあるが?
読売新聞:すいません、読売新聞の【オオツキ 01:13:06】と申します。1つだけ、今後の方針の中で、最終的には捜査機関の捜査にいって、真相が究明されることを強く希望いたしますという表現があるんですけど、これは前回の会見の中からかなりちょっと一歩踏み込んでるかなとは思うんですが、その裏にある真意というか、その辺りをちょっとご説明いただければと。 小野:ここにも書いてありますけれども、まず、これはちょっと正確に、第三者委員会、日本大学の第三者委員会なのか、日本大学アメリカンフットボール部の第三者委員会なのかがちょっとわれわれも確認をし切れておりませんけれども、やはり、とか、関東学連とかいうことがやっぱりきちっとやっていただくっていうのがまず第一だと思いますが、いずれも調査権限を強く持っているわけではありませんので、被害届も出ておることを考えた場合に、捜査機関の捜査ということが必要になる可能性があるというふうに考えておりますので、そういうふうなところに至った場合は、われわれのほうも全面的に協力をしていきたいというふうに考えております。