職場にいる「まわりから信頼される人」と「誰からも信頼されない人」の決定的な違い
● まわりから信頼される人の特徴 対して、まわりから信頼される人は、相手で対応を変えることは当然ありません。上司でも部下でも同じようにリスペクトしながら働きます。 加えて、「誰かの役に立ちたい」と考えながら働いているような印象があります。たとえば、営業先のことで困っていそうな後輩に話しかけて状況を聞いてみたり、部下育成の方針に悩んでいる上司の相談に乗ってみたりと、まわりの人に対して自分ができることはないか考えているのです。 もちろん、それらのことは余裕があるときに無理のない範囲で行うことが重要ですが、まわりの人からすれば、「自分のことを気にかけてくれる相談しやすい人」が近くに1人でもいるのは非常に心強いでしょう。 私もちょっとしたことで悩んでいるときに、「本多さん、なんか悩みでもあるんですか?」と気軽に声をかけていただき気持ちが楽になったことが何度もあります。それは、悩み自体がその場で完全に解消されるというよりも、「自分を助けてくれる人がいるんだ」という安心感からくるものです。 このようにして、まわりの人から信頼される人は、できる範囲で職場の仲間を気にしています。自分の仕事を犠牲にする必要はまったくないですが、「困っている人を助ける」という意識が少しあるだけで、助かる人は必ずいますのでぜひ頭の片隅に入れておいていただけますと幸いです。
本多正識