【速報】〈更新〉三反園訓氏が自民入党へ 衆院鹿児島2区、無所属で当選
自民党が元鹿児島県知事の三反園訓衆院議員(66)=鹿児島2区=の入党を10日付で認めることが9日、関係者への取材で分かった。以前から自民入りを希望していた。三反園氏は昨年10月の衆院選に無所属で出馬。自民公認だった保岡宏武元衆院議員ら4人を破った。 【写真】〈関連〉2024年10月の衆院選で当選を確実とし、支持者から花束を受け取る三反園訓さん=鹿児島市谷山中央3丁目
次期衆院選の公認候補となるのが通例の2区支部長は空席で、三反園氏が今後、就く可能性がある。党県連内の一部で反発も予想される。 三反園氏は2期目を目指した知事選で落選後の2021年10月、衆院鹿児島2区に無所属で出馬し、自民公認の金子万寿夫元衆院議員らを破り初当選した。22年3月、自民の二階俊博元幹事長が率いた「旧二階派」に特別会員として入会。23年2月からは衆院会派「自民党・無所属の会」に入り、国会採決では与党と歩調を合わせてきた。 少数与党となった自民は所属議員を増やし、今夏の参院選に向け地元の支援体制強化を図る狙いがあるとみられる。衆院大分2区で自民公認候補を破り初当選した無所属の広瀬建議員(50)も入党させる方針。 三反園氏は9日、コメントしなかった。保岡氏は取材に、党本部の決定を受け止めるとしながらも、「どのような状況でも議席を獲得できるよう努力するだけ」と語った。
南日本新聞 | 鹿児島