【速報 ツール・ド・フランス2024】真剣勝負は容赦なし、ポガチャルが圧倒的強さで全てを薙ぎ払い区間4勝目/第19ステージ
アンブランからイゾラ2000まで144.6kmのアルプス山岳ステージ。アクチュアルスタートが切られるとヴィクトル・カンペナールツ(ロット・デスティニー)、ヨナス・アブラハムセン(ウノエックスモビリティ)がファーストアタックで飛び出しUAEチームエミレーツの選手も一番前に出て集団の速度を上げている。22人の選手が30秒先行する形でレースは始まり、ブライアン・コカール(コフィディス)が中間スプリントポイントを先頭通過。 【ハイライト】ツール・ド・フランス 第19ステージ|Cycle*2024 超級ヴァールの上りで先頭グループは8人にまで縮小、その中にはマッテオ・ヨルゲンソン、ウィルコ・ケルデルマン(ともにヴィスマ・リースアバイク)、ジャイ・ヒンドレー(レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ)、逃げに乗り損ねてジャンプアップしてきたリチャル・カラパス(EFエデュケーション・イージーポスト)とサイモン・イェーツ(ジェイコ・アルウラー)が含まれている、山頂はカラパスが先頭通過。
先頭8グループはタイム差4分半をつけて登坂距離22.9kmの超級ボネットへ突入、ニコラ・プロドム(デカトロン・AG2Rラモンディアル)とイラン・ファンウィルデル(スーダル・クイックステップ)、オスカー・オンリー(dsmフィルメニッヒ・ポストNL)はついていけなくなったが、大きな動きなくカラパスが先頭通過し山岳賞で暫定首位へ。 そして山頂フィニッシュのイゾラ2000へ入るとクリスティアン・ロドリゲス(アルケア・B&Bホテルズ)は先頭グループから脱落、残り距離13.4kmでヨルゲンソンが抜け出し単騎でフィニッシュラインを目指す、サイモンとカラパスは一定ペースで追いかける。メイン集団ではUAEチームエミレーツの牽引のまま、タイム差を2分45秒差まで縮めた残り距離9kmことろでタデイ・ポガチャル(UAEチームエミレーツ)が抜け出した。レムコ・エヴェネプール(スーダル・クイックステップ)とヨナス・ヴィンゲゴー(ヴィスマ・リースアバイク)は一定ペースでついていくも差は開くばかり。 ポガチャルは先行していたデレク・ジー(イスラエル・プレミアテック)、カラパス、サイモンを追い抜き、残り距離2kmでヨルゲンソンも追い抜き単独先頭へ。圧倒的な走力を見せ今大会4勝目、区間15勝目でアルプスのクイーンステージを制した。エヴェネプールとヴィンゲゴーは1分42秒後にフィニッシュ、ヴィンゲゴーとの総合タイムを5分3秒へ広げた。 「しっかり計画を立ててその通りにできた、レースは100%完璧だった、ステージ勝利が目標だったのでとても嬉しい」ポガチャル、ステージ勝利後インタビュー
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