打倒ハイエースに向け、日産キャラバンが一部改良を実施 魅力的な新ボディ・カラーを2色追加
法規への適合と装備の充実も図る
働くクルマとして、あるいは趣味の相棒として人気を博す「日産キャラバン」。商用ワンボックス・バンの王者である「トヨタ・ハイエース」に対抗する日本で唯一のライバルと言える存在。 【写真14枚】一部改良が行われた日本を代表するワンボックス・タイプの商用バン、「日産キャラバン」の新しいボディ・カラーをまとったエクステリアをはじめ詳細画像をチェック ◆バックビュー・モニターを設定 このほど、日産キャラバンの一部改良が発表された。最新の各種法規に適合させることが今回の改良の大きな目的だが、さらに、ルームミラーへ投影されるバックビュー・モニターを一部グレードに設定するなどの機能向上も図られている。バックビュー・モニターはカメラによる後方視界を液晶画面に映し出す「インテリジェント・ルームミラー」を通常のミラー・モードで使用する際も、バックビューの映像がミラー左側に映し出されるようになり、後方視界をサポートするなど、安全性を高めている。 またボディ・カラーに、濃い緑色の「ディープフォレスト」と鮮やかな紺色の「ディープオーシャンブルー」の2色が新たに設定された。 ◆オーテック・バージョンなども進化 同時に、キャラバンの架装を手掛ける日産モータースポーツ&カスタマイズも、「オーテック」、特別仕様車の「プロスタイル」、車中泊仕様車、「ライフケアビークル(LV)」シリーズを一部改良し、6月上旬から発売する。 特別仕様車のキャラバン「プロスタイル」は、専用15インチ・アルミホイールや専用ルーフレールなどによるカスタム色が漂うエクステリアや専用インテリアを備えたワンランク上のプロ仕様で、内外装にこだわりをもつ層にアピールするモデルだ。これらのモデルも、上記の標準仕様(カタログモデル)と同様の一部改良が行われている。 なお、ボディ・カラーの新色は、ディープオーシャンブルーがオーテックとプロスタイル、車中泊仕様車、送迎タイプに設定。ディープフォレストがプロスタイル、車中泊仕様車、送迎タイプに用意される。 価格帯は、キャラバンが258万600~432万1900円、AUTECHが370万9200~451万1100円、プロスタイルが328万7900~442万6400円、車中泊仕様車が373万8900~479万1600円、ライフケアビークル(LV)シリーズが328万4600~534万7000円となっている。 文=塚田勝弘 (ENGINE WEBオリジナル)
ENGINE編集部