「純一郎さんは今回の出馬に反対している」 小泉進次郎氏が不安視される理由 「妻の滝川クリステルさんがアキレス腱に」
“マスコット的存在として党に貢献してくれているんだから”
「新顔」から「常連」まで、連日のように立候補者が名乗りを上げる自民党総裁選。その中で早くも本命視する声が上がっているのが、小泉進次郎元環境相である。生い立ちから政治家としての歩みまで、丁寧に追っていくことで浮き彫りになった「空虚な実像」――【前後編の後編】。 【写真】「わぁ、こんなにきれいな人がこの世にいるのか!」 対抗馬・石破氏は慶大時代、妻・佳子さんにひとめぼれしたという ***
前編【「実の母じゃないと聞かされた進次郎は…」 叔父が明かす小泉進次郎の知られざる素顔】では、コロンビア大学大学院で修士号を取得し、衆院選に初出馬するまでの進次郎氏の半生について紹介した。 進次郎氏が自民党青年局長だった時、局長代理を務めていた中山泰秀元衆院議員が言う。 「当時、私は国防部会の部会長で、彼(進次郎氏)には部会長代理をお願いしてやってもらいました。でも彼は選挙の応援要請などで多忙を極めていて、国防部会にほとんど来られない。“あいつ全然来ないじゃないか”と怒る先輩議員に対し、私は“選挙応援に走り回る自民党のマスコット的存在として党に貢献してくれているんだから”となだめていました」
“運転しちゃダメだって言われてて」
進次郎氏は青年局に東日本大震災の被災地支援活動チーム「TEAM11」を設置し、自らも毎月のように被災地に通っていた。 「被災地に行っていたある週末、上野から帰りの車の運転手がいない、という時があったんです。だったら俺がやるよと言って、議員会館まで二人でドライブしたんですね。私が運転席で、彼が助手席で」 中山氏がそう振り返る。 「その時に“運転するの?”と聞いたら、“運転しちゃダメだって言われてて”と。“運転すればいいじゃん、進ちゃん免許持ってるんでしょ。デートもできないじゃん”と言ったら、“先生はいいなぁ”と。いつか総理になるために、いろいろと我慢しているんだなというのが伝わってきました。運転はその一例で、他にも我慢していることがたくさんあったはずです」
マーケティングのプロを秘書に
早くから将来の総裁候補に擬せられ、イメージを守ることに腐心し続けてきた進次郎氏と周辺。憲法や安全保障問題などについて積極的にメッセージを発してこなかったのは、イメージが崩れるのを恐れてのことだったのではなかったか。そんな進次郎氏のことを、 「波の上でかっこよくポーズを決めることばかり考えているサーファーのよう」 と評するのは政治アナリストの伊藤惇夫氏だ。 進次郎氏は自民党サーフィン議連の幹事長でもあり、福島第一原発の処理水の安全性をアピールするため、福島県南相馬市の海岸でサーフィンをする動画や写真を公開したこともある。 「パフォーマンスは一時の思い付きでやっているのではなく、背景には戦略がある。何しろ、進次郎氏はマーケティングのプロを相次いで秘書として登用していますから」(永田町関係者)