小池克臣が推す「予約困難予備軍」の焼肉店はここだ! 福井の名店の味を継承する焼肉店の分厚い「ハラミ」は必食!
小池さん「こんなダイナミックな厚みはなかなかレアで圧倒されるし、興奮しますね。厚切りのタレ肉って、じつは焼き加減が一番難しいんです。サッと焼いてひっくり返し、ゆっくりじっくり焼き、またこまめに返して、の繰り返しで、焦がさないように火入れします。ジューシーな肉汁を閉じ込める感覚で。焼いている時間も愛おしくなるほど、上ハラミの期待値の高さに、思わず笑みがこぼれるはずです。」
肉の味わいに寄り添う、土鍋ご飯も絶品!
本家がある福井県の農家さんにお願いし、田んぼごと購入して作っている低農薬のコシヒカリを使用する土鍋ご飯にも注目。酸化を防止するため、玄米の状態で一旦店へ運んでから、キッチンで精米するこだわりよう。
“肉のワンバウンド”に欠かせない白米も、焼肉店での重要なメニューのひとつ。肉とのハーモニーを考え、土鍋でじっくり炊いた米をじっくりと味わいたい。
小池さん「「タレ焼肉にマストなご飯は、残念ながらこだわっていないがっかりな焼肉店も多いのが事実。しかしこちらは、肉も白米も最高の相乗効果を叶える、ベストな状態の土鍋ご飯があるのが心強いです。芯が立っていてそのおいしさは止まらず、食べ過ぎてしまうのが困るほど。」
新感覚のシグニチャーメニューも必食!
シマチョウ、ギアラ、コプチャン、新鮮なホルモン3種を厳選した「もつしゃぶ」も是非食べておきたいシグニチャーメニュー。焼肉の流れに変化球を投じる、新感覚のしゃぶしゃぶを味わいたい。
すべてのコースにも入っている定番メニューのもつしゃぶは、ここでしか食せない、スペシャルメニュー。一番出汁にサッとくぐらせたもつは、濃厚だが意外にも脂っぽくない! 自家製ポン酢に、鬼おろしをつけていただくスタイルで。上品な脂の甘みが口いっぱいに広がり、病みつきになる人が多数。
もつしゃぶ後の〆には、天日塩を加えたひと口スープを。3種のホルモンの良質な脂が、濃厚な旨みやいい出汁となり、ホッと一息つける。
小池さん「ホルモンは焼いた方がおいしいと思い込んでいたので、このもつしゃぶに衝撃を受けて、概念が変わっちゃいました。にんにく系にいきがちなところを、こちらは昆布鰹のあっさり出汁でしゃぶしゃぶするのもいいし、当日仕入れたばかりの素材の良さが際立っています。ぷるぷる食感と甘みを楽しめるコプチャン、ほどよいシャキシャキ感を味わえるギアラ、皮と脂身のバランスよきホルモンの王様シマチョウなど、甘みのバリエが豊かで、階段を上るようにおいしさも増していく! 新鮮さが一目でわかるピンクのギアラに、きゅんとしてしまうほどです。」