日本事業売却後の「ボーダフォン」のいま:欧州では通信会社として健在?
日本企業と組んで、アフリカ事業への注力度を高める
欧州市場での競争が激化する中、ボーダフォンは実は「日本企業」と改めてタッグを組み直し、今度はアフリカ市場への注力を強めています。 2023年には住友商事と提携したボーダフォンは、ケニアでスタートアップ企業の支援事業を開始。有望企業の早期発掘をアフリカで手がける通信事業との連携に繋げるプロジェクトです。ボーダフォンはアフリカに「新たな成長分野や市場」を求めていると言えるのではないでしょうか。 つまり日本事業売却後のボーダフォンは、欧州で一定のシェアを保ち続けてはいたものの、3G停波や5G展開、欧州の過当競争の中で近年は苦戦傾向。その中で新たに「アフリカ市場」に展開し、日本企業とも再度タッグを組み直していると言えます。
オトナライフ