ブアカーオが皇治の「今は金の亡者」発言に「昔のほうがお金のために働いていた」【JMAEXPO】
日本の格闘技の魅力を世界へ発信するプロジェクト「JAPAN MARTIAL ARTS EXPO」の第1弾大会となる「能登半島地震チャリティ・イベント JAPAN MARTIAL ARTS EXPO PROLOGUE」(10月19日、神奈川・横浜BUNTAI)の前々日会見が10月17日、横浜市内で行われた。 ボクシング特別ルールの試合で皇治(TEAM ONE)と対戦するブアカーオ・バンチャメーク(タイ/バンチャメーク)が皇治のカード発表会見での発言にさらりと大人の返しをした。 ブアカーオは試合については「今回初めて正式のボクシングルールでの試合ということで、楽しみと同時にエキサイティングな気持ちでいる。初めてのボクシングルールだが、難しい試合にはならないと思っている。足技は出せないが、パンチに関しては今までと同じような試合展開ができると思っている」とボクシングルールについても問題なしのよう。 皇治については「見たことがあるのはキックの試合だけ。ボクシングの試合は見たことがないので、どういう試合をするか楽しみ。お互いにエキサイティングな試合になるのではと期待している」などと語った。
また皇治の打たれ強さについては「むしろ、そういう印象通りの選手であってほしい。そのほうが面白い試合になる」と逆に期待。皇治が打ち合う姿勢を見せていることについては「しっかり戦った上でベストファイトを見せたいと思っている。3R戦う中で、必ずはっきりとした勝敗がつく試合をしたい」と語り、皇治軍団が詰めかけるなかでのアウェーでの戦いについては「日本で日本人と戦うときは常にアウェーな感じで戦っている。皇治選手のファンがたくさんいる前で彼を倒すことのほうが、彼の敗戦をみんなに見てもらえるのでそれはいいことではと思う」とにやり。 また皇治がブアカーオが不在のカード発表会見で「今は金の亡者。顔に出ている」などと発言したことについては「どの選手にも戦うための目的がそれぞれある。私自身、戦う目的を変えたことはない。そこにお金というものが加わったということはあるかもしれない。ただ、皇治選手がそういうことを言うなら、今回はお金なしで戦って見たらどうでしょう。それでどんな気持ちになるのか逆に聞きたい」とさらりと大人の返し。 そして「むしろ昔、K-1で戦っていたときのほうが試合に集中していたということもあるが、むしろお金のために働いていた部分がある。今は試合以外にもいろいろしていることがあるので、お金は二の次になっている。本当に純粋に戦いたい気持ちで戦っているのは今かもしれないと思っている」と自らの戦う姿勢を語った。