【堀田茜さん】30代が知っておくべき「“映え”の後ろにある無駄買い問題」を専門家に聞いてみた|CLASSY.
堀田茜が「30代になってなんだか気になる…」と感じるタイムリーな話題を、今会いたい識者に直接聞きに行く連載15回目。この話、ほったらかしにしなくて良かったと思える日が必ず来るはず! 【写真あり】堀田茜×料理研究家 島本美由紀対談の裏側
食品ロスの問題を考えるようになってから、買い物の仕方も料理の仕方も変わりました!
今月のゲストは…料理研究家 島本美由紀さん 【今月の茜のモヤモヤ案件】 物価高と言われる今、誰もが食品の値上がりを感じていると思います。節約をしたい気持ちとは裏腹に、買ってきたものを使い切るって意外と難しい…。我慢したり渋々食べたりではなく、楽しみながら食材を大切に使い切る方法はありますか。
「食材が使い切れると気持ちいいし、節約につながるのもいい」(茜)
茜:島本さんには何度か私のラジオ(J‐WAVE土曜14:00~)にゲスト出演いただいて、いつも食品ロスの削減についてお話いただいていますが、CLASSY.読者にもその話を届けたいと思って今回お越しいただきました。 島本:ありがとうございます。嬉しいです。食品ロスとは「食べられるのに捨てられてしまう食品」を言うんですけど、食品ロスの削減はSDGsの12番目「つくる責任つかう責任」に該当します。2030年までに世界の食品ロスを半減させることが目標で、これが実現できれば廃棄によるCO₂排出も減るのでSDGsの13番目「気候変動に具体的な対策を」にも関係してきます。 茜:いつも番組では食品ロスを減らしながら楽しく美味しく食事をする方法を教えてくださっていて。私は島本さんの話を聞いてから、買い物の仕方も家での料理の仕方も変わって楽しくなったんです。 島本:それはうれしいです。日本の食品ロスの量は世界ランキングの中でも上位。昔はもったいない精神でなんでも食べ切ってたんじゃないかと思うんですけど、今ってもったいないよりも「お腹いっぱいなら無理して食べなくていい」の風潮ですよね。経済的に豊かになって物を捨てるようになったこともまた食品ロスに関わる問題。捨てるということは作ったエネルギーも捨てていることと同じ。「つかう責任」を果たせていないことにもなってしまいます。 茜:というお話を聞いた上で、前は欲しい物をなんでも買い物カゴに入れて、余ったら捨てちゃってたなって思い知らされました。そういう人が私の他にもたくさんいて、食材を捨てることがここまで大きな問題になっていたとは考えもしなかった。