「あまり触れてこなかったので少しお話ししたい」大怪我で無念の選外、遠藤純が心境吐露。なでしこJは「常に私の夢の場所」【パリ五輪】
「あの数ヶ月間は...私なりに頑張ったと思います」
なでしこジャパンは現地時間7月25日、パリ五輪のグループステージ第1戦でスペインと対戦する。 【PHOTO】アンダー時代の因縁も渦巻く…大注目のスペイン戦に臨む精鋭たちをチェック! 準優勝したロンドン五輪以来、12年ぶりのメダル獲得に向けて、勢いをつけられるか。大事な初戦を前に、遠藤純がインスタグラムを更新した。 24歳のユーティリティは、ベスト8で敗退した昨夏のワールドカップで主力を担い、パリ五輪でも活躍が期待されていたが、怪我により選外に。リベンジの機会を逃してしまったなか、「いよいよパリ五輪初戦!とても楽しみです。あまりここに触れてこなかったので少しお話ししたいと思います」と切り出し、胸に秘めていた想いを長文で伝えた。 「私はパリ五輪アジア最終予選前で前十字靭帯断裂の怪我をしました。怪我をした瞬間、私の感情はかなり動揺してました。私は一度も前十字靭帯を怪我したことがありませんでしたがその瞬間私は「終わった。。。」こんな感情でした。痛い、怖い、不安、多くの感情が一瞬で私の中にありました。病院に行く車の中でトレーナーに何度も『前十字靭帯断裂だと思う?』と聞きました。『診察してみないとわからない。』その答えに私は覚悟を決めました。 医師からではなくトレーナーと監督から怪我の診断を聞いた時は覚悟を決めていたけど涙が止まりませんでした。私の怪我でみんなに迷惑をかけたくなくて、とにかく皆んなの前では泣かないと決めました。しかし毎日私にポジティブな声をかけ続けてくれチームスタッフやチームメイトが、毎日私にハグをしてくれるたびに涙が込み上げてきました。 怪我をしている自分が情けなくて何度も自分自身を責めたり、無理に毎日笑顔でいることに疲れたりしました。また怪我をしてから数ヶ月はサッカーを見ることがとても難しかったです。今は100%全力でみんなを応援することができるけど、あの数ヶ月間は...私なりに頑張ったと思います。 私は去年のワールドカップ前にも膝の怪我をしてしまい、同じような感情ではあったけど多くのサポートもありワールドカップでプレーをすることができました。本当に楽しかったし、悔しかった。私はあのメンバーで最高の場所でプレーできたことを誇りに思うしあのチームが大好きだからこそ今年のパリ五輪で結果を残したいと思っていました。その矢先の怪我だったので、とにかく悔しかったです。 みんなからのメッセージはとても嬉しかったし、またみんなとプレーしたいって強く思いました。 今、日本に帰ってきてパリ五輪がもう始まってたくさんのニュースが流れてきます。正直に話すと少しそこから逃げてしまうことがあります。やっぱりずっとパリ五輪を目指して今年スタートしてたので...。でも私はなでしこジャパンが大好きで常に私の夢の場所なので、これから戦うチームメイトを誇りに思うし、絶対みんななら最高の試合をしてくれると思うのでとにかく全力応援で皆さんも一緒に闘いましょう!」 そして「長々と話してしまいましたが...とにかく私は日本からパリに届くように全力でみんなを応援したいと思います!みんな頑張って。そして日本を代表するたくさんのアスリートがこの夏を盛り上げてくれると思います!みんなでパリ五輪を盛り上げて、日本を代表する多くのアスリートを応援しましょうーー!!!」とポジティブに締め括った。 離れた場所で応援する仲間の分まで――。なでしこジャパンは吉報を届けられるか。 構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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