来年1月の岐阜県知事選 参院議員の渡辺氏が出馬見送りの意向
任期満了に伴う岐阜県知事選(来年1月9日告示、26日投開票)に立候補を表明していた自民党の渡辺猛之参院議員(56)=岐阜選挙区=が立候補を取りやめる意向を周囲に伝えていることが5日、関係者への取材で分かった。渡辺氏は先月に出馬を正式表明していた。関係者によると、渡辺氏は今月9日までに結論を出して態度を表明する見通し。 先月の衆院選では自民党が大敗。来年夏の参院選での勝利を最優先に掲げる党県連の内部からは、渡辺氏が参院議員にとどまって党の立て直しを急ぐよう求める声が出ていた。渡辺氏は「参院議員を続けていくべきかどうか、党の置かれている状況を考えて、関係者と検討している」とのコメントを出した。 知事選を巡っては、元内閣府大臣官房審議官の江崎禎英氏(59)が正式に出馬を表明。共産系市民団体も独自候補の擁立を模索している。
岐阜新聞社