クレジットカードの不正利用は"あるもの"と割り切るべき? 早期発見のコツを専門家に聞いた。
先日、楽天カードから「カードの利用状況について聞きたい」と電話があり、「昨日の○時ごろに△や□などで利用しようとしましたか?」と聞かれました。「セキュリティコードや有効期限などでエラーが多発しています」との事で、使った覚えはないため、「利用しようとしてません」と答えると、新しいカードを送ると言うことになりました。
筆者のカード番号を固定し、有効期限やセキュリティコードを割り出す時のエラーが大量に残っていたと言う事です。
カード番号はある法則があり、そのカード番号が合っているか・間違っているかは簡単にチェックできます。そのカード番号を固定して、有効期限とセキュリティコードを割り出すと、使えるカード情報が手に入るという仕組みです。
「クレジットマスター」と呼ばれる手法ですが、クレカを持ったらクレジットマスターから逃れることはできません。
利用明細を見るしかない
不正利用はあるものだと思っていた方が良いです。筆者も、実際の不正利用被害は3回程度、未遂を含めると6回程度被害にあっています。
カードが届いた瞬間にハサミで切っても、金庫に入れても不正利用の被害にはあう可能性があり、人前では絶対にカードを出さない、カードを出すときは後も確認するなど、どんなに気をつけても、不正利用されることはあるのです。
クレカなどの不正利用対策としては、明細をチェックするしか方法はありません。
最近は紙の利用代金明細書の発行手数料が高騰しており、web明細に切り替えた方がお得です。さらに、web明細の方が「速報値」や「未確定」など、確定していない情報も確認でき、数日前に使った情報も確認できます。数日前だったら、使ったか・使ってないかを覚えているでしょう。
他にもやった方が良い事
また、最近はクレカの利用制限を設定できるカードもあります。オンライン利用を制限する、海外利用を制限するなどです。
子どもが両親のクレカで課金したなども増えていますが、オンライン利用を制限しておけば防げる可能性もあります。