「俺はアトピー生まれニキビ面育ち、敏感肌なヤツはだいたい友達」さらつる革命スキンケアデイズ【坂口涼太郎エッセイ】
20代後半以来の大革命は、美容の師匠からもたらされた!
20代後半で奇跡のさらさらをドリカムしてからは以前よりニキビもできづらくなったり、肌トラブルも格段に減って、肌も頑丈になったような感じで、化粧品選びも怖さ激減。 そして、私が遂に辿り着いた基礎化粧品はキュレルやった。もったいない精神保持者の私でもばしゃばしゃ使えるお値段設定とドラッグストアでいつでも買える安心感。化粧水、乳液、ジェルメイク落としは、よわよわな私のお肌がどんな状態になっても安心して使えるので信頼できる相棒です。 長年キュレルの化粧水、乳液、ルルルンのフェイスマスクでお肌を労わってきた私ですが、この頃スマホのカメラの性能が抜群に進化し、鏡で見るより「これはフィクションであり、実在の人物とは一切関係ありません」と注釈を表記しなければならないような感じで切り取られていたお肌の質感が残酷なまでに克明に写るようになり、お前は毛穴でできている! どーん! と人差し指を突きつけられるような気持ちになっていた今日この頃。 私の親友であり美容の師匠に相談すれば「レチノールとビタミンCがええで」とのお告げがあり、師匠から授かったニュートロジーナのレチノールと、ドクターシーラボのビタミンCの化粧水を使ってみれば、初めて使った日の翌朝にはまさかのどーん! 顔を触れば、え、おれいま誰かの体に乗り移っちゃってる? これ、誰の肌? と錯覚するぐらいの触り心地の違い。「私が寝ている間に空き巣的な方が研磨剤を使って私の顔面を磨いてくださったのだろうか?」と錯覚するぐらい自分史において最もつるつる。つるつるって言葉や状態に馴染みがなさすぎて「私の人生にもついにつるつるが訪れたんですよね?(以後先ほどの感想のさらさらがつるつるに変わっているだけで、著者の気持ちは同文です)なんだああ! もっと早くにレチ&ビタCをお肌に入れ込んでおけばよかったああ」と窓を開けてベランダからご近所の皆様に大声でご報告したくなるような晴れやかな気持ちになったのでした。 そんな、トライアンドエラー、たまにサクセスを重ねに重ね、33年かかっていま自分史上最もさらさらつるつるなお肌になれたのだから、お涼はもちろんキャントストップ。 今度は、コスメを見にいくで! 文・スタイリング/坂口涼太郎 撮影/田上浩一 ヘア&メイク/齊藤琴絵 協力/ヒオカ 構成/坂口彩
坂口 涼太郎