【マイラーズC】ソウルラッシュとセリフォスが地力上位 勝率75%の中山記念組ソーヴァリアントの一変も期待
安田記念の前哨戦
3回京都開催の開幕週、芝1600mを舞台に行われるマイラーズC。19年にはこのレースをステップにインディチャンプが安田記念を制するなど、本番に向けても見逃せない前哨戦だ。過去10年のデータ(阪神開催時も含む)とともに主な出走予定馬の参考レースを振り返る。 【マイラーズカップ2024 推奨馬】総合力はNo.1、京都マイルは連対率100%で相性抜群! SPAIA編集部の推奨馬を紹介(SPAIA)
中山記念【データ:A メンバーレベル:B】
過去10年の成績【3-0-0-1】勝率75.0%、連対率75.0%、複勝率75.0% 過去10年で4頭が出走し、そのうち20年インディチャンプ、21年ケイデンスコール、23年シュネルマイスターの3頭が勝利と抜群の相性を誇る。 稍重で行われたレースは、ドーブネがハナを奪い1000m通過58.6というハイペース。道中3番手のインからロスなく立ち回ったマテンロウスカイが残り100mでドーブネを振り切ると後続に2馬身差をつけて勝利した。勝ちタイムは1:48.1だった。 2番枠からスタートしたソーヴァリアントは、中団のインを追走するも向正面で折り合いの難しさを見せつつ追走。直線は外に持ち出されるも手応えが怪しくなり、1.3秒差の12着に終わった。マイル戦では3走前に富士Sで3着がある。ただ、中山記念はプラス22kgと余裕残しの出走だったことを踏まえると、今回は一変があってもいい。
洛陽S【データ:B メンバーレベル:C】
過去10年の成績【1-2-0-6】勝率11.1%、連対率33.3%、複勝率33.3% 洛陽Sからの参戦は9頭おり、15年レッドアリオンが勝利。直近では21年アルジャンナが2着に好走している。 レースはセッタレダストとレッドベルオーブによる激しい先行争いがスタートしてから600mほど続き、ハイペースで後続を引き離した。直線は横に広がっての追い比べを道中中団で脚を溜めていたドゥアイズが外から突き抜けて勝利した。勝ちタイム1:32.6で決着した。 2着となったトランキリテは道中最後方付近を追走。直線は大外から上がり最速となる33.4の末脚で猛追したが、1/2馬身及ばなかった。ハイペースと脚質がハマった面はあるが、勝ちタイムは速く重賞初挑戦でどこまでやれるか注目が集まる。 リューベックは中団よりやや後方を追走。直線に向いたところで進路が狭くなる場面があった。結果的にジリジリとしか伸びず0.7秒差の10着だった。過去の成績からも時計のかかる条件が合っているタイプと見る。