乃木坂46岩本蓮加、加入時12歳から20歳に「人っていくらでも変われるんだと感じられた8年間」
2016年から乃木坂46として活躍する岩本蓮加。初写真集『いたずらな風』(竹書房)が11月19日に発売。今年20歳になった彼女は撮影ロケ地マレーシアで一体何を思ったのか。思い出エピソードを語ってもらう。(前後編の後編) 【写真】岩本蓮加撮りおろしカット【6点】 ――さて、岩本さんは12歳で乃木坂46に加入し現在20歳。8年前を振り返ると、今とはもう全然違いますよね。 岩本 そうですね。それこそ当時は、合格をいただき、急に何も知らない世界に飛び込んでしまったという状況でした。当時の私は中学1年生で、気持ちはまだまだ小学生。周囲にはお姉さんしかいなくて、先輩・後輩という関係性も最初は全然掴めない。大人の人もそれまでは学校の先生くらいしか関わったことがなかったから、指示をされて何かをするということにも慣れていない。本当に世間知らずだったなと思います。 ――そこから何もかもを乃木坂46の活動を通して学んでいくことになった、と。 岩本 はい。何度も壁に直面して、挫折もしたし、努力することも覚えて、たくさんのことを学びました。その中でも、いろんなメンバーが私を支えてくれて、特に先輩が私にすごく寄り添ってくれました。人間として内面的に成長できたのは先輩方のおかげだなと思っています。そして、「きっと先輩方も挫折を経験しているからこそ重みのある言葉や優しさを出せるんだろうな」と感じて、自分もそうありたいという憧れがどんどん大きくなっていきました。 ――人として成長し、メンバーやグループへの愛もどんどん深くなっていったわけですね。 岩本 「人っていくらでも変われるんだな」と、乃木坂46の活動を通して感じています。もちろん本人次第の部分もありますけど、環境一つで人はいくらでも変われるし成長できるんだな、と思っています。 ――岩本さんの中で、「こう変われて良かった」と思う部分は? 岩本 周りのことが見えるようになったのは良かったなと思います。もし乃木坂46に入っていなかったら、周りのこともそんなに気にせず生きていたんじゃないかな? 今ではグループ内で私たち3期生が一番上の世代なので、後輩個人個人のこと、グループ全体のこと、ファンの方から見たグループのことなど、さまざまな視点でいろんな物事を考えるようになりました。それってここにいるからこそできる物の見方だと思うし、きっとすごいことなんだろうなと最近感じています。