「免疫細胞」半分以上は「腸」に!?…今 注目!「免疫力と腸内環境」徹底リサーチ
免疫力と腸内環境~体質・生活習慣編~
<便の形状でわかる腸内環境> 便の形状により、腸内環境が整っているかどうかが分かるそうです。下記のどのタイプに当てはまるかチェックしてみましょう。 (1)コロコロ (2)硬い (3)表面にひび割れ (4)バナナ (5)軟らかい (6)泥状 (7)水様 ≪結果≫ (1)(2)の場合は、便の砂漠化が起きていて腸の動きが悪くなっているそうです。 (3)(4)(5)の場合は、正常範囲。(4)のバナナが一番良い状態だそうです。 (6)(7)の場合は下痢気味。下痢は、栄養素や善玉菌が全部流れてしまうそうです。 <短鎖脂肪酸を増やせば便秘も改善> 短鎖脂肪酸が増えれば、腸の蠕動(ぜんどう)運動のエネルギーとなります。すると、腸の動きが活発になるので便秘が改善され、免疫力アップにもつながるそうです。 <冷え症と腸内環境の関係> 血液循環の悪化に陥り身体が冷えると、腸の機能が低下し免疫細胞の活動を低下させてしまうそうです。 <疲れやすさは腸内環境が原因?> 腸は、免疫細胞がバリアのように守っています。しかし、そのバリアは短鎖脂肪酸が減ると壊れてしまうのだとか。その状態で細菌などが入ると、免疫細胞が休まず働き続けてしまうため、身体は疲れやすくなってしまうそうです。 <睡眠時間が短いと腸内に悪影響!?> 腸内環境を整えるためには、睡眠も重要だそうです。まず大切なのが睡眠時間。腸は自律神経によりコントロールされており、眠っているときは副交感神経が優位になっています。すると、腸の働きが活発になり、消化液の分泌や蠕動(ぜんどう)運動が促進されるのだとか。睡眠不足は、腸の動きに悪影響を及ぼし短鎖脂肪酸が減少するという研究結果もあります。さらに、眠る時間帯も腸内環境には重要。腸が一番活発になるゴールデンタイムは、夜10時~午前2時。主にこの時間帯に、腸の細胞や組織の修復・再生が行われていると言われているそうです。睡眠不足や夜更かしに気をつけて腸内環境を整えましょう。 <免疫と腸内環境の注意点> 先生によると、腸内環境を整えて病気をはねのけるには「頑張りすぎない」ことと「緩く長く続ける」ことが大事。腸に良い食事や生活習慣も一瞬頑張るだけでは意味がないので、長くゆっくり続けることが免疫にも腸にも良いそうです。 (2024年12月15日(日)放送 CBCテレビ『健康カプセル!ゲンキの時間』より)
CBCテレビ